福岡県リーグとTRMの振り返り…。(6/15.16)

スポンサーリンク
試合結果

今日は先週末の福岡県リーグとトレーニングマッチの振り返りを行っていきたいと思います。中総体の開幕まで残すところ1週間となりました。本校の初戦となる博多区大会の準決勝は6月30日(日)ですので、あと2週間ほどありますが、まだまだゲームをすれば改善点が見つかるわけでして、またその修正を明日からやっていこうと思う今日この頃です。

トレーニングマッチ
6月15日(土)福岡市立香椎第三中学校G
第1試合 9:00~
東福岡自彊館中 12-1 香椎第三中
第2試合 10:30~
東福岡自彊館中B 4-1 香椎第三中B

6月15日(土)は香椎第三中との学期に1度の交流戦を行いました。本校は16日(日)と23日(日)に福岡県リーグを控えていましたので、ずっとトレーニングは継続していましたが、香椎第三中の方は14日(金)まで1学期の期末考査が行われていたこともあり、コンディション的にはあまり良くない状況だったのだと思います。ただ、A戦もB戦も先制点を立ち上がりに奪われており、立ち上がりの5分に課題を残すゲームだったと思います。あとは、もう少しショートパスで崩す場面が見たかったとは思います。もちろん、シンプルにゴールを目指すために相手の背後を狙うことは構わないのですが、ロングパスとショートパスのバランス、中央突破とサイド攻撃のバランス、左右の攻撃レーンのバランス、ドリブルとアンダーツータッチのバランス、攻撃の緩急のバランスなど、とにかくこの1ヶ月はずっとバランスについてトレーニングをしてきました。同じリズムでは相手も慣れてしまいますし、予測も立てやすくなってしまいます。相手が常に判断に迷うような攻撃を考えていかなければなりません。次はどこからどのように攻めてくるのだろうと悩ませるような攻撃の構築にこれからも努めていきたいと思います。

また、守備の面ではDFとGKのコミュニケーションの質の向上が必要だと思います。DFからGKへのバックパスの質や反対にGKからDFへの配球の質は非常に重要です。この場面でのミスは相手チームに決定的なチャンスを与えることになります。特に中総体の区大会は決勝と代表決定戦以外はクレーコートですし、梅雨時でもありますからピッチコンディションが悪くて、思うようにプレーができないこともあるかもしれません。常に最悪の状況を頭の中に入れておいた上で戦っていく必要があります。また、15日(土)は気温は高かったもののパスはつなげることができる環境にありましたので、最終的にゴールを複数奪って逆転することはできましたが、30日(日)のゲーム環境がどのような状態であるかは現時点では全く未知数です。ですから、とにかく先制点を許しては絶対にいけないのだということをしっかりと共有してもらいたいと思っています。

それでは、次に昨日の福岡県リーグの振り返りも行っていきたいと思います。

2024福岡県ユース(U-15)サッカーリーグ3部Aパート
6月16日(日)東福岡高等学校人工芝サッカー場
第11節 14:00~
東福岡自彊館中 1-0 SALTZ 2nd
通算成績:6勝2分1敗(勝点20)
※5月12日(日)の振替ゲームです。

昨日は本校の人工芝サッカー場にて前期で敗れたSALTZ 2ndとのゲームでした。14時という最も気温の高い時間帯のゲームは体力的にも非常にきついものがあったとは思いますが、最終的に1-0で勝ちきることができました。この1勝は大きな意味を持っていると思います。
さて、昨日のゲームを振り返るにあたり、前半は風上を取ることができ、積極的に相手ゴールに迫る場面も見られました。しかしながら、最後の詰めの部分の甘さがゲームの中でたくさん見られ、本当に心の底からゴールを奪い取ってやろうという気持ちはやや不足していたように感じます。ゴール前でスライディングをしてでも決めてやろうとか、身体を張ってダイビングしてでもボールに触れようとかそんなハートのある気迫のこもったプレーが前半はあまりありませんでした。どこかよそよそしく、人任せで責任を取ろうとせず、何となくボールは回っているけどシュートは打たない。私は今も昔も変わらず言っています。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」「下手なシュートも数撃ちゃ入る」と…。もっと思い切ってプレーをしてほしい。「俺がゴールを決めてチームを勝利に導く」という強い気持ちを持ったプレーヤーが必要だと思っています。

そのような何とも消化不良の状態で前半を終了します。ハーフタイムはとても褒めることができるプレーはありませんでしたので、もちろん褒めることはありませんし、修正課題をひとつひとつ確認をして後半の戦い方の確認をしました。特に後半は風下にもなりますし、前期リーグでSALTZ 2ndに敗れた際のゴールはミドルシュートでもありましたから、とにかく守備の面を細かく確認をしました。基本的なことは何度も繰り返し言っていますが、暑くなると頭の中もボケてきてしまうので、もう一度クーリングブレイクして頭も身体もしっかりと冷やしたうえで冷静に理詰めで話を進めていきます。現時点でどこに問題があり、どこの部分を改善することで後半ゴールを奪えるのか。また、どうすれば相手の攻撃をゼロでおさえることができるのか。その部分はきちんと整理して話をしたつもりです。シンプルにどこでボールを奪い、その奪い取ったボールは誰に配球し、そのボールをどのように相手のゴール前に運ぶのかについても、きちんと確認をして選手たちをピッチに送り出しました。

さて、後半は予想通り風下でしたので、前半よりもはるかに押し込まれる場面は増えました。ただこのことに関しては、想定の範囲内ではありましたので、慌てることなく選手たちがきちんと対応してくれたと思っています。とにかくゴールを1つしか奪えなかったことは問題ではありましたが、ゼロで80分間しっかりと辛抱しきれたということについては評価できると思っています。トーナメントを勝ち上がるためには、攻撃よりも最後は守備です。攻撃は水物だと思っていますが、守備はきちんと作り上げていくことは可能です。守り方の基礎基本をきちんと注入するとともに、フィジカル面とメンタル面を強化していくことでどんどん戦えるようになっていきます。守備をするのは正直なところ皆しんどいと思います。特に相手のレベルが高くなれば高くなるほど守備の時間は増えますし、ボールに触れる機会は減っていくものです。そして上位大会に行けば必ずそのような状況になっていきます。現在の福岡県リーグ3部や中総体の福岡県大会くらいまでならある程度ボールも握れるでしょうし、守備一辺倒ということはないと思いますが、中総体の九州大会に行ったとして、神村学園や日章学園と対戦するとなれば、間違いなく7割から8割くらいは守備をすることになるでしょう。そのことも十分に頭の中に入れておいた上で、どんな守備をするのかを考えていく必要があります。最近はフィジカルトレーニングに時間を割くことが多くなりました。どんなに技術的に良いものがあっても、夏の大会はフィジカルが強くないとスピードとパワーでねじ伏せられかねません。対戦チームのマッチアップする選手に負けないフィジカルをこれからも継続して強化していきたいと思っています。

さて、昨日の勝利で6勝目となり勝点も2分けを含めて20まで伸ばせています。ちょうどゲーム数で言うと9ゲームを終了しましたので、折り返し地点です。とりあえず暫定の順位では首位に位置してはいますが、まだまだ西南FCや宗像セントラルとのゲームが残っていますし、前期で引き分けだったひびきやフクオカーナといったチームとの対戦もあります。彼らは2ndチームとはいえ非常に能力の高い選手たちを有していますので、まだまだ気持ちを引き締めていかなければなりません。とにかく1戦1戦を大切に戦うこと。目標はリーグ1位で県リーグ2部への復帰と高円宮杯への出場権の獲得ではありますが、それは最終的な結果論の話であって、とにかく今やることは6月23日(日)宗像セントラルとの前期振替ゲームで勝点を確実に積み上げるためにできることを全力でやること。そのことに尽きます。今年の正月明けに西鞍の丘でトレーニングマッチをして以来の対戦になりますが、良いゲームができるようにしっかりと準備をして臨みたいと思います。

それでは長くなりましたが、今日はこの辺で…。おやすみなさい。

コメント