福岡県リーグも残すところあと4ゲームとなりました。2部リーグへの復帰と久しぶりの高円宮杯の出場権獲得に向けて最大の山場と位置付けていた宗像セントラルとの対戦は、選手の頑張りとサポーターの皆様方の温かいご声援のおかげをもって勝点3を獲得することができました。今日はこの宗像セントラルとの1戦を振り返っていきたいと思います。
2024福岡県ユース(U-15)サッカーリーグ3部Aパート
8月25日(日)宗像終末処理場G
第13節 16:00~
東福岡自彊館中 2-0 宗像セントラル
※6月30日(日)の振替試合です。
通算成績:11勝2分2敗(勝点35)
今日は昼間に宗像地方で雷が鳴っていたということもあり、中止とならないまでも、スコールのような雨や雷による一時的な中断等が予想されました。選手たちにはどのような状況になろうとも冷静に自分のやるべき仕事を粛々とすることを要求し、心身ともに自分の限界にチャレンジすることを約束したうえでピッチに送り出しました。
前半は宗像セントラルの選手たちの前線からの圧力に押されて、ゴール前まで運ばれるシーンが見られましたが、徐々に球際やエアバトル(空中戦)でも戦えるようになってきたので、先制点が取れればという気持ちでゲームを観ていました。幸い前半のアディショナルタイムに獲得したゴール正面からのフリーキックから先制点を奪うことができ、我々としては最高の形で前半を終えることができました。
ただ、先制することができたとはいえ、相手のDFラインを崩してのゴールではありませんでしたし、まだまだ中盤でセカンドボール(こぼれ球)が拾い切れていなかったり、奪い返したボールをきちんと味方につなぎきれないなど、課題もありました。何よりもゴールを奪う手段としてのシュートの本数が非常に少なかったので、そのあたりをハーフタイムでは確認しました。
「とにかく絶対に勝たなければならないのは、うちもセントラルも同じだから、前半以上にセントラルは攻撃的に来ると思って、守備の部分で絶対に逃げないことと集中力を切らさないこと。少なからず痛みを伴うこともあるかもしれないが身体をしっかりと張ること」を強く要求しました。一方で「相手のDFのプレーヤーが攻撃に加わった際には、そのプレーヤーの元々いたポジションがスペースになっているはずなので、シンプルに相手の背後にボールを配球することと、一人旅にならないようにしっかりとサポートをすること」等も要求しました。
とにかくサッカーの原点でもある「ゴールを奪う」「ゴールを守る」ために全てのプレーヤーがハードワークをするという極めてシンプルな原理原則に基づいたサッカーをやり続けることで、勝点は自然と増えていくと思っていますので、今日はそのことを選手たちが80分間しっかりとやりきってくれたことに感謝したいと思います。
実際に2日前の金曜日の朝練では全然ボールもつながらず、ゲーム形式のトレーニングでも1年生も多数出場していたセカンドチームを相手でも崩せず、ゴールも奪えないという状況でしたが、金曜日の放課後に選手だけでおこなったミーティングや土曜日のトレーニングできちんと勝点3を奪えるところまで回復することができたことは本当に素晴らしいことだと思います。「中総体の二の舞はごめんだ」という3年生を中心とした選手一人ひとりの気持ちが今日の宗像セントラル戦には出ていたと思います。ぜひ、その気持ちを忘れることなく残りの3試合をしっかりと戦っていきましょう。確かに大きな山場を勝利という最高の形で乗り越えたのは事実ではありますが、まだ福岡県リーグは終わったわけではありません。残り3週間の期間を大切に、さらに上を目指し、もっと良いサッカーができるように火曜日の朝練からまた頑張っていきましょう。
最後になりますが、今日もたくさんの保護者の方々に応援に駆けつけてくださり、選手たちは大変勇気づけられたことと思います。いつも温かいご声援を送ってくださることに心より感謝いたします。ぜひ、次の1日の福岡県リーグも選手と共に勝点3を取るために頑張っていきますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは、明日も早いので今日はこの辺で…。
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