あけましておめでとうございます。
新しい年が幕を開けて早いもので1週間が経過しようとしています。今年も年始は私学大会からスタートいたしました。全国への道険しを感じる2日間でしたが、全国で戦うために何が必要なのかを知る良い機会となりました。今日は6試合の振り返りを行っていきたいと思います。
第27回全国私立中学校サッカー大会in山口
1月4日(土)やまぐちサッカー交流広場
第1試合 10:40~
東福岡自彊館中 1-8 長崎南山中
第2試合 12:40~
東福岡自彊館中 2-2 鴻南中
第3試合 15:20~
東福岡自彊館中 5-2 朝日塾中
1月5日(日)高川学園第2グラウンド
第1試合 11:00~
東福岡自彊館中 1-3 TIGREY
第2試合 14:00~
東福岡自彊館中B 0-6 高川学園中1年
第3試合 15:00~
東福岡自彊館中 3-1 土佐中
※通算成績:2勝1分3敗

今回の私学大会は6ゲームで2勝しかできませんでしたが、その要因は一言でインテンシティ(プレーの強度)不足です。4日がチームとしての初蹴りということもあり、準備の段階でかなりのばらつきがありました。島原遠征から戻って6日間のOFFがあったわけですが、ほとんどトレーニングらしいものは行っていないなと感じました。やはり自主トレには限界があると思います。サッカーの「好きの度合い」にもよるかもしれませんが、現在は昔ほどのサッカーバカという選手はいないように感じます。昔は高校サッカー選手権のテレビ放送が16時に終われば、それこそ日が暮れても公園でボールを蹴っていたものです。時代の変化と言えばそれまでかもしれませんが、少々残念なゲームでした。1日目の夕方になってようやく身体も動くようになってきたのか、連動しながらプレーすることができるようになり、ゴールの場面も見られるようになりましたが、2日目にはまた元の木阿弥状態に戻ってしまいました。
正直なところ、自信につながるゲームは出来なかったかなと思います。やはり、前日の3日にはグラウンド使用申請を出して全体トレーニングを行ったうえで臨まないとダメだなと思った次第です。来年は3日から始動していきたいと思います。
さて、今回の遠征の課題は最初に記したようにインテンシティの不足です。スコアーにも表れているように0でおさえることができたゲームは一つもありません。島原遠征の時は身体をはって止めていた場面も簡単に突破を許し、追いかける力もないといった状況で、ゲームに向けての準備不足もさることながら、フィジカル面の弱さを特に露呈する結果となりました。兄貴分の高校生が正月選手権で県予選から7試合連続無失点で国立競技場での準決勝進出を決めているだけに、われわれの不甲斐なさに悔しさが募ります。次の高校のステージで「速さと強さ」が求められているのであるならば、そこで戦うチャレンジを希望する者はもっと「速さと強さ」をともなったプレーができるようにしていかなければなりません。憧れだけでは通用しない厳しい世界がわずか15ヶ月後には訪れます。日数にしてざっと400日程度です。400日なんて本当にあっという間です。自分自身が目指す「結果目標」を明確にするとともに、そこに到達するための「行動目標」をきちんと具体的に立てていきましょう。「U-14大会の福岡県大会で優勝して第1代表として島原で開催される九州大会に行く」というのは結果目標です。行動目標は、福岡県大会で優勝するために「何をするのか?」を突き詰めていくなかから生まれてきます。勝ちたいと思うだけでは当然勝てませんし、たくさんのトレーニングを積み上げる必要があります。では、どんなトレーニングを積めばよいのでしょうか?大きなところから小さなところにどんどん突き詰めて行動目標を具体化していくことが大切です。そして、その結果目標を達成するためには現在の火・木・土・日の週4日のチーム練習では不十分です。あくまでもチームのトレーニングは全体の底上げを目的としており、特定の選手の能力を向上させるためにプランニングはしてはいません。だからこそ、全体のトレーニングの中に自分自身の課題を見つけ、その課題克服のために自分自身で考えながらプレーすることが求められます。また月・水・金のチーム練習がない日にこそ、チームメイトとの差をつけるチャンスだと感じてほしいものです。みんなと同じ時間に同じトレーニングを行っているだけではチーム内における序列は変わりません。序列が変わらなければ競争は生まれず、イツメンは現状に胡坐をかき、チームは速やかに衰退の道を進むことになるでしょう。現在は非常に大きなターニングポイントだと思います。今回の私学大会での結果を真摯に受け止め、さらなる向上心を持ってトレーニングに励んでくれることを強く願います。

新チームが発足して2カ月半が経過をいたしました。今年はこのブログに記載する内容も非常に厳しい言葉を書き連ねていると自覚しています。褒めて伸ばすことは本当に大切なことだと思いますし、その部分の認識がないわけではありません。しかしながら、様々な環境の変化の中でこれまで以上に強く結果を示さなければならない状況にあると認識しています。ただ、選手の中には温度差が少なからずあり、トップアスリートを目指し、東福岡高校で赤ユニを着るために頑張る者とサッカーをエンジョイしたい者、サッカーは中学校でピリオドを打とうと考えている者など様々なニーズがあり、全てに対応することは非常に困難でもあります。人数が多ければアスリートコースとエンジョイコースに分けることもできるのでしょうが、わずか20名弱の部員しかいないない状況でもありますので、おのずと「勝利」という結果目標を達成するためのトレーニングになりがちです。この部分が非常に難しいなと思います。毎年、冬休みに八代・島原・山口と遠征を行うと全国で戦っている指導者と接する機会が少なからずあり、多くの刺激を毎年受けます。その刺激を預かる選手と共有したいという想いが強くありますが、なかなかその想いは叶わないのが現状です。ただ、再び全国の舞台に自分も戻るんだという気持ちは失いたくありませんし、そこを目指す想いに変わりはありません。
今はまだ全国の舞台への道のりは遠く感じましたが、少しずつその距離を縮められるようこれからも努力精進を重ねていきたいと思います。
それでは、冬休みも本当にあっという間に終わってしまいました。一足早く本日から通常の勤務が再開されましたが、明日からは生徒も始業式で登校をしてきます。新しい年がすばらしい年になることを祈り、新年最初のブログの更新を終わりにしたいと思います…。
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