前期冬休みの遠征を終えて…。

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試合結果

昨日、島原から無事に福岡に戻り、今年のチームとしての活動は終了いたしました。次は1月3日(水)からの活動となります。わずか5日間のOFFではありますが、心身ともにリフレッシュをしてまた元気な姿をピッチで見せてくれることを期待しています。
さて、今日は12月24日(日)~28日(木)までの5日間の結果を記録として残しておきたいと思います。

第15回佐賀市近郊中学生サッカー交流大会
12月24日(日)佐賀市立昭栄中学校G
第1試合 10:45~
東福岡自彊館中 0-3 FC VALOR唐津
第2試合 14:15~
東福岡自彊館中 7-1 昭栄中
※1試合目と2試合目の間に20分1本のB戦を2ゲーム行いました。
東福岡自彊館中B 1-1 FC VALOR唐津B
東福岡自彊館中B 5-0 内浜中B

エスペランサフェスティバル(ウィンター交流戦2023)
12月25日(月)球磨川河川敷競技広場G
第1試合 11:00~
東福岡自彊館中 0-2 キックスU-14
第2試合 13:00~
東福岡自彊館中 9-1 DCT U-14
第3試合 15:00~
東福岡自彊館中 3-0 LEON福岡U-14

島原冬季中学生親善サッカー大会
12月26日(火)百花台公園サッカー場(人工芝)
第1試合 11:00~
東福岡自彊館中 3-5 本部中
第2試合 13:20~
東福岡自彊館中 4-2 東海大翔洋中

12月27日(水)平成町多目的広場・平成町人工芝G
第1試合 9:00~
東福岡自彊館中 5-2 島原第一中
第2試合 13:00~
東福岡自彊館中 2-3 沖縄SV
第3試合 16:00~
東福岡自彊館中 2-4 大分中

12月28日(木)平成町人工芝G
第1試合 9:00~
東福岡自彊館中 0-3 casa okinawa
第2試合 12:30~
東福岡自彊館中 6-3 ボアソルテ美都

今回の遠征は5日間で12試合+B戦2試合。そして23日も山笠リーグで2試合戦っているので、実際には6日間で15試合をやりきりました。しかも、人数も欠点指導やケガ等の理由で16名しかおらず、島原遠征時にはトレセンの招集で15名となり、本当にこの人数でよくやったなぁというのが正直な気持ちです。
しかも今回の遠征のテーマは「前線からのハイプレス+ボールを奪った後の素早いカウンター」としていましたので、選手たちは本当にきつかっただろうと思います。ただ、6日間を振り返って失点も少なからずありましたが、何よりも相手の守備が整わないうちに「ゴールを目指し、ゴールを奪う」を徹底していましたので、これまでになく得点シーンは多く見られました。失点の場面は崩されてしまったものもありましたが、その多くは自分たちのミスによるものなので、2月から開幕する福岡県リーグや3月の九州大会までにきちんと修正はできると思います。

さて、今回の6日間を通じてひとつ大きな変化がありました。それは1か月間で選手の序列が大きく変わったということです。11月末に福岡県大会で優勝し九州大会の出場権を獲得しましたが、その1週間後のU-14大会のTRMでは宮竹中に3-4で敗戦、野間中にも0-0の引き分けという結果でしたので、もう一度原点回帰でひたすら朝は走り込みを行い、夕方はひたすらパス&コントロールとシュートドリルの徹底を行いました。一切の妥協を許さず、自分自身も鬼と化し、ひたすら追い込み続けた1か月間でした。しかしながら、その結果は自信をもって、島原遠征のスタメンのメンバーの方が新人戦の県大会の時のメンバーよりも強くなっていると感じています。今しばらくは、新人戦の県大会にスタメンで出場していた選手であっても欠点指導やケガなどでピッチから離れていた選手は、そのインテンシティ(プレーの強度)の差を埋めるのに時間がかかると思います。ですから、やはりオフザピッチの重要性を感じずにはいられません。まず、定期テストで点数を取るための日常の授業に対する取り組みの改善、また宿題の提出状況や小テストに対する取り組み(テストのやり直しや積極的な再テスト受験等)の改善など、欠点指導にかからなくてよいように日常を変えることが求められます。もちろん、これは2学期に欠点指導にかからなかった選手も同じです。トレーニング強度が上がって疲れていても、帰宅後の家庭学習を怠らない。また、どうしても帰宅後にすぐ寝てしまうのであれば、10分休みや昼休みに漢字練習や英単語の練習等をコツコツ行うこと。休憩時間にYouTubeをiPadで見るのであれば、その時間に宿題をするべきだと私自身は思います。さらに、ゲームでのプレー強度を上げるために、日常のトレーニングの強度もこれまで以上に高くしていますので、ケガをしない身体もオフザピッチで作っていってほしいと思います。具体的には十分な睡眠時間の確保と食事量の増加です。とにかくトレーニング強度を上げた際に体力的についていけずに疲労骨折などを引き起こすこともあります。特に睡眠時間の確保については携帯電話やiPadの使用時間の自制(自律)や先述のように宿題は可能な限り学校の休み時間で行ったり、夕方のトレーニングが行えない月・水・金の3日間で先取りをするなどの工夫が求められます。漢字練習などは毎日200字と決められているようですし、前倒しはOKとも聞いていますので何十日分も溜め込むなどということが絶対にないようにしてもらいたいと思っています。私が授業に上がった際に意識の高い選手は漢検ドリルの漢字を200字帳に書いているのを目にしますし、小テストの準備もしています。このように同じ時間を過ごしていても、一人ひとりに大きな差が生まれているのが実情です。

このように県大会を終えてからの1ヶ月で多くの変化がありました。特にこの島原遠征での7試合は非常にチームにとって重要な3日間だったと思います。もちろん、ピッチ上だけではなく宿泊施設での過ごし方や試合会場での過ごし方、整理整頓など細かいところもひとつひとつ学んでくれています。やはり宿泊を伴なう遠征では、同じ釜の飯を食い、同じ苦しみを分かち合う戦友としての絆も深まりますし、非常に大きな成長を遂げてくれます。ですから、ぜひ次の春の九州大会とその後の関西遠征(大阪・奈良)は全員で行きたいものです。

最後になりますが、今年も本当にたくさんの方々にチームを支えていただきました。現在の3年生は新人戦の時は福岡市大会の手前の三角リーグすら突破することができませんでしたが、夏の中総体では福岡県の第2代表として九州大会に出場することができました。また、3年生引退後の秋の新人戦では2年生、1年生が一丸となって福岡市、福岡県の両方で優勝して春の九州大会の出場権を獲得してくれています。このような結果を出すことができたのは、選手の頑張りはもちろんのことではありますが、いつも献身的に支えてくださる保護者の皆様の存在をはじめ、たくさんのOBたち、そしていつまでも応援してくださるOBの保護者の方々、そして強化に協力をしてくれる高校生と高校の指導者の方々、またたくさんの試合をしてくれる中体連のチームやクラブチームの方々、さらに、学校で授業をはじめとして様々な場面で温かく指導をしてくださる本校の教職員の先生方、その他にも本当にたくさんの方々のお力添えをいただいてこのチームは存在しています。そのことに感謝の気持ちを常に持ち続け、来年も走り続けます。来年は13年ぶり2度目の全国大会出場と1年での福岡県リーグ2部への復帰を目標に掲げ、力強く前進をしていきますので、引き続き温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。

末筆ながら、寒さが日増しに厳しくなっております。どうぞ皆様ご自愛の上、良いお年をお迎えください。

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