ゴールデンウィークも終了し、無事に全ての予定を消化いたしました。残念ながら、4月29日(月・祝)の三宅中学校で行われる予定だったTRMのみは悪天候のため学校でのトレーニングに切り替えましたが、その他のゲームは天候にも恵まれ、良い経験を積むきっかけができたのではないかと思います。
さて、今年度の新入部員11名(1年生:10名、2年生:1名)が加わり、総勢33名で2024年(令和6年)度がスタートしました。また、今年も八代のエスペランサフェスティバルから新入生もゲームに参加をして、ようやくチームが動き出したかなと感じる今日この頃です…。
それでは、時系列に試合を振り返ってみたいと思います。
2024福岡県ユース(U-15)サッカーリーグ3部Aパート
4月27日(土)東福岡高等学校人工芝サッカー場
第9節 16:00~
東福岡自彊館中 6-2 西南FC
通算成績:4勝2分1敗(勝点14)
ゴールデンウィーク最初のゲームは福岡県リーグの第9節の西南FC戦でした。西南FCは昨年度も福岡県リーグ2部で同じグループに所属をしていたこともあり、お互いに何とか1年で2部返り咲きを果たしたいと思っているチーム同士の対戦です。現在は西南FCが首位を走っているので我々は追いかける側にいます。4月6日(土)のSALTZ2ndとのゲームに敗れて1勝2分1敗の時には7位と大きく出遅れていたので、とにかく1つ1つ勝点を積み上げていくことだけを考え1戦1戦を全力で取り組んできました。このゲームの1週間前と2週間前にそれぞれリバーストーンと折尾愛真中に勝利をしていたこともあり、チームの状況は上向きではあったと思いますが、とにかくこのゲームがひとつの大きな山場だと思っていましたので、選手がいつも以上にハードワークをしてくれたことを本当に嬉しく思います。6点を取ったことは少々できすぎのような気もしますが、リーグ戦でもありますので、得失点を考えると4点差で勝つことができたことは大きかったと思います。
トレーニングマッチ
4月28日(日)佐賀市立昭栄中学校G
第1試合 11:00~
東福岡自彊館中 0-1 FC VALOR 唐津
第2試合 12:30~(25分1本)
東福岡自彊館中B 1-0 FC VALOR 唐津B
第3試合 13:30~
東福岡自彊館中 1-1 昭栄中
第4試合 14:40~(25分1本)
東福岡自彊館中B 8-0 昭栄中B
28日(日)は佐賀の昭栄中学校でTRMをおこないました。昭栄中学校には現在のチームになって3回目の訪問です。10月末と12月末にそれぞれお声掛けをいただき、今回も「1日でもいいですよ」と言ってくださったので、本来はゴールデンウィークの前半3日間行われているフェスティバルなのですが、1日だけ参加をさせてもらうことにしました。また、今回も冬と同じマッチメイクをしていただき、昭栄中とFC VALOR 唐津と対戦させてもらいました。この時期はどのチームも連戦が続くこともあり、ケガや体調不良、また第4日曜日は県トレセンの招集などでベストのメンバーはどのチームも組むことが難しい状況にあります。だからこそ、2番手の選手に大きなチャンス到来となります。以前にも書きましたが私は常々「コースではなくピットで抜け」と選手達には声をかけます。ピットとはF1レースでタイヤを交換する場所です。コース上では時速300㎞のスピードでしのぎを削っています。実際にコース上で順位の入れ替わりはそう多くはありません。ですから、F1のチームはものすごいエネルギーを注いでタイヤ交換の練習をすると聞きます。ぜひ、みんなが大好きなYouTubeで「F1タイヤ交換」で検索してみてください。成功と失敗の動画を両方見てみると私が話す「ピットで抜け」の意味も少しは分かって来るのではないかと思います。2番手の選手は1番手の選手と同じトレーニングを同じ時間行っても絶対にその序列(順位)は変わりません。しかしながら、必ずと言っていいほど1番手の選手もケガをしたり、体調を崩したり、家庭の事情であったり、学業成績であったり、トレセンなどの選抜活動などでゲームに参加できないことがあります。指導者としては参加ができない選手が3名くらいいても戦力が落ちないように準備をしておかなければならないと常々思います。「今日は〇〇がいなかったら負けた」のではなく、「〇〇の代わりを準備することができなかったから負けた」のだと自分自身には言い聞かせるようにしているのです。
そういう意味においては、この日のゲームはいつもとメンバーやポジションが変わっても大きく崩れることはなかったと思いますし、いろいろな選手を試すことができたこととその組み合わせの良し悪しや、ポジションの適性を見るのにはよい1日になったと思います。
続いて29日(月・祝)は大雨で急遽学校でのトレーニングに切り替えましたので、ゴールデンウィークの後半戦の振り返りをしていきたいと思います。まず、3日は通常通り学校でトレーニングを行いました。天気も良く例年ならば八代のエスペランサフェスティバルに日帰りで2日間行っているのですが、今回はいつも使用しているバスを高校の球蹴男児(U-16九州リーグ)組が使用していたので、5月4日(土・祝)の1日のみ参加をいたしました。なお、今回は新入生の初ゲームということもあり、多くの保護者の方々が八代の球磨川河川敷グラウンドまで自家用車で送迎してくださいました。福岡市内とは異なり、ゴールデンウィークの八代のフェスティバルに現地集合・現地解散は正直心苦しいところではございましたが、多くの保護者の方々に協力をしていただき心から感謝いたします。
黒シャツの選手が在校生で、白シャツの選手が新入部員となります…。
エスペランサフェスティバル
5月4日(土・祝)八代市球磨川河川敷自由広場G
第1試合 11:00~
東福岡自彊館中B 1-2 琢磨中B
第2試合 12:00~
東福岡自彊館中 1-1 キタキリシマFC
第3試合 13:00~
東福岡自彊館中B 1-1 キタキリシマFC B
第4試合 14:00~
東福岡自彊館中 1-0 琢磨中
さて、八代のエスペランサフェスティバルは毎年新入生の初ゲームであるとともに様々な選手を試す機会でもあります。勝ち負けで言えばもちろん勝つに越したことはありませんし、勝つために全力を尽くすことは当然のことではありますが、それ以上に多くの選手の出場機会の確保やA戦での経験を積ませることを重視しています。ですから、ゲームは勝ったり負けたりです。ただ、今回の4試合の対戦チームは非常に組織的で能力の高い選手も多く出場していましたので、本校としてはとても良い経験を積ませていただきました。
次は5月5日(日・祝)のHIGASHI FC U-15との初の交流戦を振り返ります。
トレーニングマッチ(全て25分ゲーム)
5月5日(日・祝)東福岡高等学校人工芝サッカー場
第1試合 9:00~
東福岡自彊館中A 3-0 HIGASHI FC U-15
第2試合 9:30~
東福岡自彊館中A 5-0 HIGASHI FC U-15
第3試合 10:00~
東福岡自彊館中B 0-1 HIGASHI FC U-15
第4試合 10:30~
東福岡自彊館中B 1-0 HIGASHI FC U-15
今年度4月に発足をしたHIGASHI FC U-15はセレクションによって選ばれた非常に能力の高い選手を数多く有するチームです。現在はまだ1年生しか在籍をしていませんが、この選手たちが最上級生となる2年後がとても楽しみなチームです。われわれとは戦いの舞台が中体連とクラブユース連盟で異なりますが、行きつく先は東福岡高等学校サッカー部ですので切磋琢磨しながら共存共栄を図っていければと思っています。今のところは50分間で8-0ですので、それなりに力の差はありますが、この選手たちは春の九州大会でスタメン出場していた者たち(3年生が7名、2年生4名)ですから、この結果は致し方がないところでしょう。しかしながら、12番目以降の選手とのゲームでは50分で1-1ですので、この結果には非常に危機感を抱かざるを得ません。特に4試合目は1-0ではあったもののずいぶんと押し込まれましたし、シュートも数多く打たれてしまったということをしっかりと認識をしたうえで、修正のトレーニングをしていかなければならないと思いました。とにかく個人の質をもっと高めることが重要です。「止める・蹴る・運ぶ」の3要素の質を向上させるとともにそのプレーをより速く、より強く、そして長時間に渡って継続できるように下級生の時期からテクニカルなトレーニングにプラスしてフィジカルのトレーニングもしっかりと行っていこうと思いました。
さて、いよいよ最後の振り返りとなります。今回は振り返りを溜め込みすぎたので最後のゲームに到達するまで3日もかかってしまいました。やはり選手たちにもよく言いますが、溜め込んではダメですね…。
2024福岡県ユース(U-15)サッカーリーグ3部Aパート
5月7日(月・祝)福岡フットボールセンターDコート
第10節 17:00~
東福岡自彊館中 14-0 ブリジャール2nd
通算成績:5勝2分1敗(勝点17)
ゴールデンウィークの最終日はブリジャール2ndとの福岡県リーグです。このゲームではこれまでずっと要求してきていたインテンシティ(プレーの強度)もありましたし、中央突破とサイド攻撃のバランスも非常に良かったと思います。決定的な場面を決めきれなかった課題も残りましたが、チームとしての戦い方はだいぶ落とし込めているという手応えは少しずつ感じ始めています。選手たちも自信をもってピッチに立てているように感じますし、様々なことにチャレンジしようとしてくれています。あと中総体の開幕まで2カ月弱、九州大会の開幕まで3カ月ということを考えるとまだまだ伸びてくれるのではないかと期待をしています。
さて、ゴールデンウィークは終わりましたが、12日(日)にはSALTZ2ndとの第11節が控えています。前期で敗れている相手だけに今度はきっちりと借りを返せるように準備を進めていきたいと思っています。SALTZ2ndとは4月6日に前期リーグを行ったので、5週間に渡って強化をする時間がありました。この期間でずいぶんとチームも変化したと思いますので自信をもってゲームには臨めるのではないかと期待をしています。また、このSALTZ2nd戦を終えると2週間ほどゲームがないので、しっかりとトレーニングを行えると思います。ゲームだけではチームは強化できませんので、しっかりと課題を抽出して効率のよいトレーニングをしていきたいと思います。特にチーム全体の底上げをおこない、A戦とB戦の出場選手の格差が生まれないようにして、常に競争があるチーム状態を目指します。実際に今の3年生、2年生の中には1年生の時から県リーグや中総体にエントリーされていた選手がいますし、その中には2学年上の3年生と一緒にプレーしていた選手もいます。私の中では最終的に誰がピッチに立っても構いません。チームの中でそのポジションごとに一番力がある選手がゲームには出場すべきだと思っています。ですから、1年生の方が3年生よりも力があれば、躊躇なくその1年生を使います。同じ力であれば来年のことを考えて1年生、2年生を使います。それが嫌ならば3年生としてその違いを明確な実力差として見せなければなりません。誰が見てもこの選手がこのポジションの1番手だと言える状態になって初めて3年生はピッチに立つことができるのです。そのことを3年生はしっかりと理解し認識をしたうえで残された時間を悔いのないように頑張ってほしいと思います。
最後になりますが、今回はゴールデンウィークの振り返りということでずいぶんと長い内容となりました。これからはもう少しマメに更新をしていきたいと思います。ぜひ、引き続きこのブログにも足を運んでいただけると幸いです。
それでは、今日はこの辺で終わりにしたいと思います…。おやすみなさい…。
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