トレーニングマッチの振り返り(6/1・6/2)

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試合結果

今日は今週末のトレーニングマッチの振り返りをしていきたいと思います。早いもので中総体の開幕まであと1か月を切りました。先週に引き続き今週も中総体に向けての確認のゲームをおこなったのですが、どのチームも力があり収穫の多い2日間となりました。

トレーニングマッチ
6月1日(土)東福岡高等学校人工芝サッカー場
15:15~
東福岡自彊館中 3-1 内浜中

1日の土曜日は内浜中とTRMをおこないました。このゲームは前半の入りがあまり良くなく、自陣におけるパスミスから相手チームに先制されてしまう展開でした。徐々に自分たちの目指すサッカーが時間の経過と共にできるようになってきたことは良かったと思いますが、守備の部分には少なからず甘さがあったように感じます。ボールサイドへの集結やディフェンスラインの押し上げによるコンパクトな守備はやはりまだベンチからの声掛けが必要なようです。ただ、一方で攻撃面では中央突破とサイド攻撃のバランス、長短のパスのバランス、右サイドと左サイドのバランスなど、相手を揺さぶるためのボールの動かし方は主体的に取り組もうとしていたと思います。もちろん、途中でパスカットされてカウンターを受けてゴールを奪われそうになった場面もありましたが、最後のゴール前の守備は身体をはっておこなっていたので、その部分はよかったと思っています。

トレーニングマッチ
6月2日(日)福岡市立箱崎清松中学校G
第1試合 9:00~
東福岡自彊館中 2-2 箱崎清松中
第2試合 11:40~
東福岡自彊館中 1-2 思永中

次に今日のトレーニングマッチの振り返りですが、今日は2試合ともなかなか大変なゲームでした。まず、最初の箱崎清松中とのゲームは前半は風下だったこともあり、ずいぶんと押し込まれました。スピードとパワーに長けた選手が複数名いましたので、そのプレースピードに慣れるまでに少々時間がかかった感じです。今日も前半の失点の場面は昨日の内浜中と同じように自陣での横パスのミスをカットされてからの失点でしたから、この部分の修正は急務だと考えます。自チーム内で行う紅白戦形式のトレーニングでもこの場面はよく目にしていましたので、パススピードとパスコースの確認を今一度する必要があります。一方で攻撃面では2点ともサイド攻撃からのゴールでしたので、トレーニングの成果が多少なりとも出ていたのではないかと思います。今年のチームは例年と比較しても身体のサイズがそれほど大きくないため中央突破に頼った攻撃は難しいと考えています。もちろん、サイド攻撃だけでは読まれてしまいますので、バランスが非常に重要です。中央からも右からも左からも攻撃ができるように、また足元へのパスと背後のスペースへのパスの使い分けも状況に応じてできるように今一度共通認識を持てるようにしていきたいと考えています。

最後は思永中とのゲームですが、このゲームはちょっと厳しかったなというのが正直な感想です。ひとつは箱崎清松中とのゲームで消耗した体力を十分に回復させることができず、走力の部分で完全に負けていたと思います。1日2試合のゲームは福岡市・福岡県の準決勝と決勝で行われますし、前日の夕方ではありましたが、内浜中との60分ゲームも消化していましたので、今回は準々決勝、準決勝、決勝のイメージで臨んでいました。ただ、まだまだ改善をしなければならないところがたくさんみつかったことも事実です。しかしながら、今回の3試合は私自身がゲーム分析をメインとして取り組んでいましたので、ゲーム前とハーフタイムを除いてゲーム中のコーチングは全くしませんでした。その点に関しては選手たちは自分たちなりに考えて取り組んでくれていたと思います。もちろん、???の選択肢を選ぶ選手もいなかったわけではありませんが、まだ50日程度の改善の時間はありますので、これから修正をひとつひとつしていきたいと思います。

さて、これから中総体までのトレーニングで今週末の3試合の課題に向き合っていくことが大切です。正直なところ、内浜中にも箱崎清松中にもそして最後の思永中にも崩されてシュートを打たれる場面は少なからずありました。もし、それがきちんと入っていれば、内浜中と箱崎清松中とのゲームも負けていたかもしれませんし、思永中とのゲームに関してはもう少しスコアーが開いていたかもしれません。もちろん、決定的な場面をきちんと決めきることができていれば、3試合とも勝利することができたかもしれません。いつも私が口にしている「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」を今回は改めて感じています。今日の思永中とのゲームの敗戦は負ける要素があったから負けたと思っています。勝つために必要なことは「負ける要素を0にする」もしくは「負ける要素を可能な限り0に近づける」ことだと思っています。そのために自チームでこれからやらなければならないことは何か?負ける要素にはどのようなものがあるのか?今一度自分自身で自問自答をしていってもらいたいと思います。監督である私が今のチームの負ける要素とは何なのか?今、私に与えられた戦力で負ける要素を0にするためには何をするべきなのか?を考えることは当たり前のことです。そして、選手たちもまた自分たちの弱さを克服するために残された時間に何をすべきなのかを考えてくれれば、さらに加速度的に負ける要素を減らしていくことになるでしょう。これまでの経験上、ゲームはミスをした方が負けます。さらに言えばミスはお互いに発生するので、ミスの多い方が負けます。そして、そのミスがどこで発生するのかも勝敗を大きく左右します。ゴールを奪うためのシュートミスとゴールを守るための守備のミスではミスの重みが異なります。当たり前のことから絶対に目を背けてはなりません。きちんと今回のプレー分析を各自が行って、同じミスを繰り返さないようにするにはどうすればいいのかを考えていきましょう。今日のゲームはあくまでもトレーニングマッチです。トレーニングマッチは翌週のトレーニングの教材を生み出す場ですから勝ち負けはちょっと横に置いておきましょう。もちろん勝てればそれは自信になるでしょうし、勝つために全力を尽くすことは当たり前のことだと思います。ただ、全力を尽くしても敗れてしまうことはありますし、全力を尽くして戦って負けてしまったならば相手の方が今日の段階では力が上だったと素直に認めてしまえばいいのです。そして、そのことを踏まえて次の対戦までにどんなことをやっていけばいいのかを共に考えましょう。

とりあえず、次のトレーニングは火曜日の朝なので、少し時間がありますから、今はしっかりと身体を休め、栄養を十分に補給し、たくさんの睡眠時間を確保したうえで、またトレーニングに参加をしてもらえればと思っています。
最後になりますが、今週末は本当にたくさんの保護者の方々に応援にかけつけていただきました。いつも温かく見守っていただき心よりお礼申しあげます。ぜひ、引き続きご子息を始めとして、他のご家庭の子どもたちも同じように応援をしていただけると幸いです。きっとその想いは選手たちに届いてさらに頑張ってくれることと思います。
それでは、明日もまた早いので、今日はこの辺で…。

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