今日は昨日行われた福岡県リーグ第10節の振り返りをしていきたいと思います。久しぶりのホームゲームでもありましたので、「絶対に勝点3を取ろう」という気持ちを持たせてゲームに臨みました。選手たちも非常にハードワークをしてくれたので素晴らしいゲームになったと思います。
2025福岡県リーグU-15サッカーリーグ2部Aパート
4月12日(土)東福岡高等学校人工芝サッカー場
第10節 15:30~
東福岡自彊館中 3-0 FCリベルタ
※通算成績:5勝5敗(勝点15)

昨日のゲームはとにかくロングキックを多用せずにショートパスで後方からアンダーツータッチで繋ぐことを要求していました。途中で相手選手に引っかかってしまうことも少なからずありましたが、ショートパスでハーフェーラインを超えて相手コートに進入する技術とチーム戦術の落とし込みは春の遠征でのテーマでもありましたので、ミスが発生しても簡単にボールを蹴らずに繋がせました。
とにかくこれまでの経験からも夏の中総体は蹴って走るサッカーでは長く戦うことはできないと感じています。夏のサッカーでは「人が走るのではなくボールを走らせる」なぜならば人は走れば疲れるが、「ボールは疲れない」からである。と私が現役のプレーヤーの頃からずっと言われてきました。とにかく勝負がかかった公式戦のゲームになるとなかなか選手の交代も難しく、同じプレーヤーが連続してピッチに立ち続けなければならない事態が訪れます。実際にこれまでも夏の中総体では18名のエントリー選手の中でもピッチでプレーするのは13名~14名程度で、全てのプレーヤーをピッチに送り込むことは余程のセーフティリードがないと難しいのが実情です。だからこそ、パス&コントロールのトレーニングドリルを反復し、止めて蹴るをできるだけシンプルかつスピーディにできるようにしておかなければなりません。もちろん、ドリブルを得意とする選手の存在を否定するわけではありませんし、ペナルティエリア内ではドリブルこそ最大の武器だとも思っています。ただ、ドリブルの多用は著しく体力を消耗する上に、身体接触を伴なうことも多いのでケガのリスクも高まります。長くこのチームで夏を戦おうと思うならば、今からチームとしての戦い方をしっかりと注入しておく必要があります。個人からグループへ。そして最後はチームとしてどう戦っていくのか。これからはコンビ(2人組)・トリオ(3人組)のグループ戦術からチーム戦術へとさらに要求の難易度は上がっていくことになります。とにかく日々のトレーニングを大切にしながら、しっかりと一人ひとりが戦い方の理解を深めていってくれることを期待しています。

さて、これで5勝5敗の五分になりました。これまでの経験で県リーグ2部における残留の勝点の最終ラインは19だと認識しています。これは6勝1分け11敗で達成できる数字です。あと1勝1分ですので、可能な限り6月から開幕する中総体の前までに勝点19まで積み上げられたらいいなと思っています。
とにかく、1戦1戦を大切に戦うこと。そしてパス&コントロールの質。また決定的な場面でのゴールを奪いきる力をもっと高めること。この2点については繰り返しトレーニングしていきたいと考えています。ただ、一方で今回のゲームで非常に良かったことは3点取ったことよりも0でおさえることができたことです。中総体はノックアウト方式のトーナメント戦なので0でおさえる守備力の強化は非常に重要だと考えています。ぜひ、次の第11節も攻守にわたってしっかりと戦えるように準備を進めていきたいと思います。引き続き温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、今日はこの辺で…。おやすみなさい。
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