令和5年度 中総体博多区サッカー大会
7月2日(日)福岡市立三筑中学校G
準決勝 10:30~
東福岡自彊館中 2-1 三筑中
本日から本校の中総体が始まりました。本日の対戦相手は三筑中学校です。三筑中学校は非常に身体の大きな選手が多く、スピードとパワーに長けた選手もいて、山笠リーグで1-0で勝利をしたとはいえ、決して勝利が約束された対戦相手ではありませんでした。
ウォーミングアップの時からやや硬さが見られたものの、大きな声を出し合いながらアップをすることで緊張を解きほぐすことに努めました。ただ、結果的にkickoff後もなかなか緊張状態から解放されずにいつものプレーが出来ない者もいて、なかなかリズムに乗れない状況が続きました。
また、やられるならこの形だろうなと思っていた矢先に先制点を奪われることになり、苦しい状況が続くのではないかと頭をよぎりました。しかしながら、今日のゲームでは、先制されても努めて落ち着いてプレーをしようとする姿勢を感じることができましたし、慌てている様子もあまり感じられませんでしたので、とにかく選手を信じて同点ゴールを待ちました。なお、同点ゴールは先制点を奪われた後すぐに前半のうちに取り返すことができたので、このことも非常に大きなポイントだったと思います。
ただ、後半に入るとボールは回っているけれどもシュートが打てない。シュートを打つことができても、ゴールマウスをとらえることができない。そのような状況が続いていきます。コンディション不良の選手や体力的に落ちてきている選手を先手を打って交代させ、フレッシュな選手を投入して状況の打開に臨みましたが、なかなか決定的な場面を生み出すまでには至りませんでした。
後半も残り時間が少なくなってくるとPK戦の準備も頭をよぎります。最初からPK戦になったら3年生に蹴らせようと思っていましたので、ベンチにいる3年生にも準備をさせ、ピッチに送り込みました。幸いなことに終了間際に左からのクロスを大外で待っていた選手が中にヘディングで折り返し、そのこぼれ球を相手選手よりも早くゴールに蹴りこむことができたことで、ついに逆転ゴールを奪うことができました。非常に素晴らしいゴールだったと思います。
このように戦前の予想通り、本日は大変難しいゲームだったのですが、今日のゲームの勝利は本当にひとりひとりが責任感を持って60分間集中して戦ってくれた結果だと思います。小さなミスは数えていけばキリがありません。けれども、本日のゲームではミスを恐れずに勇気をもって戦ってくれたと思います。初戦は誰もが緊張するものです。でも、その緊張状態をしっかりと受け入れたうえでピッチに立ってくれたこと。そして先制点を奪われても慌てることなく、前半のうちに同点に追いつき、最終的には60分間で逆転ゴールを奪うことができたこと。これらのことが、この先のゲームで必要な経験値になってきます。先制点を奪われても大丈夫。やるべきことをきちんとやれば同点に追いつくことも逆転することも可能だという自信がこれからの中総体を戦ううえで必要不可欠な大きなポイントだと思います。そしてその経験を残りの福岡県リーグ10試合にもつなげられるようにしていきたいものです。
さて、これで福岡市大会の出場権は獲得することができました。8日(土)の決勝戦は東光中と対戦をすることになりますが、今日のゲームよりは幾分落ち着いてプレーをすることができるのではないかと思います。徐々に大会の雰囲気にも慣れ、TRMを戦うかの如く平常心で臨むことができれば、きっと良い結果が後からついてくることでしょう。しっかりと来週末に向けて準備を進めていきたいと思います。ぜひ、選手のみんなはコンディションを十分に整え、トレーニングを積み上げていってください。
最後になりますが、本日も大変暑い中、グラウンドに多数の保護者の方々、OBの保護者の方々に応援に駆けつけていただきました。本当にありがとうございます。選手たちが頑張ることができるのも、保護者の皆様の支えがあってのことと重ねてお礼申しあげます。次の8日(土)もまた精一杯選手たちと共に戦ってまいりますので、引き続き温かいご声援をよろしくお願いいたします。
それでは今日はこの辺で…。おやすみなさい。
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