後期冬休みの遠征を終えて…。

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試合結果

年の初めのご挨拶申しあげます。
新しい年が始まってすでに1週間が経過いたしました。本当にあっという間です。正月3が日の最終日より今年の活動が始まり、2日間の私学大会を経て、5日より職員会議と受験会場設営、そして6日には26期生を選抜するための入学試験…。そして昨日は今年の福岡県リーグで同じグループに所属する宗像セントラルとのTRMを行って、ようやくOFFとなりました。選手たちの多くは今頃冬休みの宿題をやっていることでしょうから、私も自分自身に課した宿題としてブログの更新をしていきたいと思います。※ちなみに今日はいつも以上に長めです…。
それでは、令和6年(2024年)も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

第25回全国私立中学校サッカー大会in山口
1月3日(水)防府市スポーツセンター 高川学園第2G
第1試合 12:00~
東福岡自彊館中 3-0 長崎海星中
第2試合 15:00~
東福岡自彊館中B 2-1 京都精華学園中B
第3試合 16:00~
東福岡自彊館中 2-3 京都精華学園中

1月4日(木)防府市陸上競技場 防府市スポーツセンター
第1試合 12:00~
東福岡自彊館中 1-1 長崎南山中
第2試合 14:00~
東福岡自彊館中B 4-2 ルーテル学院中B
第3試合 17:00~
東福岡自彊館中 0-4 高知中

さて、本校サッカー部の1年は正月の私学大会からスタートします。例年、全国の強豪校と対戦する機会を設定してもらっていますが、全体トレーニングを5日間もしない状況でのゲームですから、最初はなかなか身体が動きません。とりあえず、ゲーム開始の1時間前から心拍数を上げるための走りのトレーニングは毎年行うようにしていますが、選手間における準備の差は否めません。毎年言っていることではありますが、改善されないのが実情です。ただ、今年は例年以上に走りの量を増やして、一気に元の状態に戻すようにしましたので、最初の長崎海星中の時はあまり動けませんでしたが、2試合目の京都精華学園中とのゲームからは少しずつプレスもかけられるようになってきました。ただ、内容は2日間を通してあまり良かったとは言えません。もっとやれたとは思います。ただ、一方でA戦もB戦もほぼメンバーが変わることなく戦ったので、疲労の蓄積は少なからずあったのでしょう。しかしながら、どのような状況でも戦い続けなければ強化になりません。
とりあえず、佐賀・八代・島原・山口の遠征の予定していた18試合の結果は9勝8敗1分と勝ったり負けたりのゲームだったわけですが、18試合を通して自分たちが目指すサッカーにチャレンジすることはできました。ただ、自分たちが目指すサッカーが通用する相手と通用しない相手が存在し、通用しない相手に対して今後どのように戦っていくのかを修正していく必要があります。まず最初にしなければならないことは、活動に参加できる人数を増やすことだと思います。今回はとにかくずっと14名~15名でA戦もB戦も戦いましたので、ゲームの終盤に足が止まってしまうことがありました。リードしている時は良いのですが、リードをされている時や接戦の時の粘り強さがまだ不足しています。もちろん、公式戦の舞台であれば交代カードを使ってフレッシュな選手を入れることで状況を打開・改善をすることも可能かもしれませんが、限られたメンバーで戦う今回のような遠征の場合は、ひとりひとりにかかる負担が大きくなってしまいます。次に走力だけでなく体幹を中心とした筋力の増強の必要性を強く感じます。本校はサイズの小さな選手が多いのですが、やはり県外に出るとゲーム中に弾き飛ばされることが多くあります。身体の大きな選手に対しても果敢にぶつかっていけるだけのフィジカル面の強化は春の九州大会までの必須の強化項目です。さっそく、山口の私学大会から戻って走りのトレーニングと共にぶつかりげいこと称して相撲をさせています。別に投げ飛ばすことを目的としているのではなく、寄り切りで相手をグリッドの外に押し出す力と押し出されない力を身につけてほしいと思っています。私も選手とぶつかりげいこをしていますが、1日も早く多くの選手が私をグリッドから押し出せるよう足腰を強化してほしいものです。それから、最近注目しているのは四股です。先日亡くなった元関脇の寺尾や昭和の大横綱千代の富士などは、私が選手たちの年齢の時に活躍をしていた力士で足を高く膝をピンと伸ばして四股を踏む姿勢は子どもながらにカッコよさを感じていました。この四股は片足で全身を支えることでサッカーに通ずるものがありますし、他にも体幹の強化やケガの防止にも効果があると耳にしますので、YouTubeチャンネル等で研究しながら取り入れてみたいと思います。
あと、主体性の部分の強化の必要性も強く感じます。この1か月間はとにかくベンチから指示をどんどん出しました。新人戦の福岡県大会を終えて以降、メンバーが大幅に入れ替わったことと、チームで取り組むサッカーを変えたことがその理由です。ただ、私学大会の最後の高知中とのゲームは冬休みの遠征のまとめとしてノーコーチングで臨みました。しかし、これは大失敗だったと思います。とにかく声が出せない。最後のゲームでしたので、疲れも少なからずあったかもしれませんが、どのように守ったらいいのか、具体的にはどのように相手選手をマークしたらいいのか、またボールを奪い取った後はどこから攻撃をしたらいいのか…。そのあたりが全くできませんでした。もっと思考力・判断力・表現力(思判表)のレベルを上げる必要があります。ドリルで習得した技術をどの場面でどのように発揮するのかを思考し判断する力。またその技術を発揮し続けるだけのスピードやスタミナ…。まだまだ全国の舞台へ再び戻るにはやるべきことが山積しています。正直13年前に全国大会に行った時とは比べ物にならないくらい考えなければならないことが多いです。勢いだけで九州大会の上位5校に入ることはまず不可能です。心技体の3要素をもっともっと磨き続けるとともにチーム内の競争激化が急務です。今回の1か月間でチームの序列が大きく変わるとともに実力差が大きくなったと思います。今一度、チーム全体の底上げを行うとともに、現時点でのトップチームに関しては高校生とのTRMを重ねて、全国大会にチャレンジできるチーム作りを継続していきたいと思います。

最後に昨日行ったトレーニングマッチの結果も合わせて掲載しておきます。

トレーニングマッチ
1月7日(日)西鞍の丘総合運動公園G
第1試合 9:30~(80分ゲーム)
東福岡自彊館中 2-1 宗像セントラル
第2試合 12:20~(30分ゲーム)
東福岡自彊館中 0-1 宗像セントラル

昨日の宗像セントラルは上記にも記載したように今年の福岡県リーグで同じグループで対戦するチームです。福岡県リーグを1か月後に控え、80分でトレーニングマッチができるまたとない機会でもありましたので、まずは80分間の時間に慣れることを最優先にメンバーの交代をGK以外は行わずにゲームを行いました。とりあえず、昨年の福岡県リーグで多くの選手が80分間のゲームを経験はしていたものの、9月以降に80分間のゲームを行ったことはなかったので、開幕1か月前に福岡県リーグと同じ時間を経験できたのは非常に良かったと思います。このゲームでも課題はたくさんでましたが、とにかく修正すべき点は分かっているので、あとはどれだけ貪欲に修正課題に向き合うかだけだと思っています。とにかく自分自身の熱量(パッションをもっと上げる必要は感じています。正直なところ10年前と比べるとさすがに体力的な衰えは多少なりとも感じますが、ただ10年前の熱量をもって選手と共に戦う姿勢は持ち続けないといけないと感じています。

最後になりますが、明日の始業式から3学期が本格的に始まりますが、3学期は本当にあっという間に過ぎ去ってしまいます。1日1日を本当に大切に過ごしていきましょう。福岡県の第1代表として他の九州各県の第1代表と公式戦の舞台でゲームができるなんて滅多にあることではありません。最大限の準備を行ったうえで臨みたいと思っていますので、絶対に宿題が完成していないのでトレーニングに参加できないなどということがないようにしてもらいたいと思います。飛躍的な成長を遂げるチャンスを努力不足によって失うことがないように…。

それでは長くなりましたが今日はこの辺で…。しかしながら、青森山田高校は本当に強かったですね…。

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