今日のトレーニングマッチで10月の活動は終了しました。しかしながら、この10月は本当に苦しい状況の連続でした。大きなケガがあったり、チーム内で問題が発生したわけではないのですが、本当にかみ合わない状況が続き、なかなかゲームで勝つことができませんでした。選手たちも自信を失いつつあり、私自身もどこまで落ちていくのか分からない状況に少なからず不安も抱いていましたが、ようやく先週の樹下杯(佐賀遠征)の頃から、勝てないまでもチームの状況が上向きになってきたことを感じれるようになりました。そして、ようやく今日のゲームでゴール前まで崩せる状況まで取り戻すことができたしだいです。今日はそのような1か月間の状況をまとめてみたいと思います。
10月9日(日)椎田アグリパークG
第1試合 東福岡自彊館中 1-5 宗像セントラルFC(60分)
第2試合 東福岡自彊館中 1-1 TONAKAI FC(20分1本)
第3試合 東福岡自彊館中 1-2 フォルテFA(60分)
10月15日(土)北九州市立思永中学校G
第1試合 東福岡自彊館中 3-2 思永中(60分)
第2試合 東福岡自彊館中B 0-2 思永中B(25分1本)
10月23日(日)小城市立小城中学校G
2022樹下杯九州中学生サッカー大会
第1試合 東福岡自彊館中 0-4 小城中(50分)
第2試合 東福岡自彊館中B 0-1 松橋中B(15分1本)
第3試合 東福岡自彊館中B 0-0 小城中B(15分1本)
第4試合 東福岡自彊館中 0-3 島原第一中(50分)
10月30日(日)東福岡高等学校人工芝サッカー場
第1試合 東福岡自彊館中 6-0 クレセール福岡(25分ゲーム)
第2試合 東福岡自彊館中 6-0 クレセール福岡(25分ゲーム)
第3試合 東福岡自彊館中B 6-1 クレセール福岡B(25分ゲーム)
新人戦の予選が終了した後も毎週トレーニングマッチは行ってきました。修正しなければならない課題はある程度はっきりしていましたので、その課題をトレーニングで修正し、週末にその課題が改善されていたかを確認するためにゲームを行ってきました。正直なところ課題は山積しており、一気に修正できる量ではありません。ただ、ひとつひとつ修正をしていかないと2月から始まる福岡県リーグで勝点を積み上げることができないので、そこに照準を合わせて進めています。もちろん、福岡県リーグの開幕までには、トレーニングマッチのみならず、U-14サッカー大会(新人戦の敗者復活戦)や1年生大会、山笠リーグ(中総体博多区1次予選)などの公式戦をはじめ、冬の島原遠征や山口で開催される私学大会などもあり、強化マッチの場はたくさん準備しています。しかしながら、ゲームをたくさんすれば上手くなったり、強くなったりするのかといえばそうではありません。確かにゲームは選手のレベルを引き上げてくれます。ただ、どのような課題をもってゲームに取り組むかが実は非常に大事で、1週間のトレーニングで取り組んだことがゲームの中でどのように発揮できたかどうかを確認していくことがポイントだと思っています。
例えば、佐賀遠征に向けての1週間はとにかく前線からボールを奪いに行くトレーニングをおこないました。1人のプレーヤーに連続して2人、3人と襲い掛かる守備を要求し、それが何分間継続できるかをゲームで試す設定をしていました。結果的に小城中に0-4、島原第一中に0-3とスコアーの差はつきましたが、実は前半はかなり拮抗したゲームができたと思っています。現在の中体連の佐賀、長崎のトップレベルにある両チームに対し、前半のような守備が後半もできれば、福岡県リーグでクラブチームと対戦するにあたっても勝負できるようになるでしょう。あとは、この守備が何分できるようになるのかです。前半のみしかできなければ25分、30分以降は失点をしてしまうことになります。福岡県リーグは80分ゲームですので、80分走り切るだけの体力、そして交代要員の育成も課題です。今年は1年生が非常に多く出場しているので、このサッカーをしていくことの困難さは感じています。ただ、これができるようになれば、県リーグでも戦えるでしょうし、夏の中総体で新人戦の借りをきっちり返すこともできると思っています。また、1年生はあと2年弱の強化期間があるのでもっともっと上を目指していくことも可能だと思っています。とにかく、強いプレッシャーをかけ続けながら、そのプレッシャーをはねのけられる強い個の育成に今年はチャレンジしています。
また、佐賀遠征から戻ってからの1週間は実力考査の3日前ということもあり、新人戦に参加できないので仕方なしのOFFとなりましたが、逆にその3日間がリフレッシュする期間になったかなと思います。木曜日と土曜日の午後及び金曜日の朝練では攻撃の改善に取り組み、特にシュートドリルを徹底的に反復しました。じっくりと時間をかけ各自100本近く様々な動きを入れながらシュートに取り組み、その成果が今日のゲームに出たのではないかと思っています。あとは、ボールの動かし方やポジション取りも何度も確認しました。ボールを奪い取ってから早く味方につなぐ意識、奪い取ったボールを簡単に失わないことなどを全体で共有し、今日のゲームに臨みました。とにかくこの10月は勝つことはあまりできませんでしたが、チームは確実に成長していると思います。ポジションが変わり、メンバーが変わり、チームの中の序列が大きく変わりました。現在はわずか17名しか在籍していませんが、今後もこの17名で11名のスタメンを争っていくことになります。ぜひ、現時点でスタメンでない選手は「こいつを引きずり降ろして俺が出る」という強い気持ちを持ってほしいですし、逆に現時点でスタメンの選手は「俺は絶対にこのポジションを譲らない」という気持ちで頑張ってほしいと思います。健全な競争はチームに活気をもたらし、チームのレベルを向上させると信じています。
さて、いよいよ明日の休日が終わると11月のスタートです。11月の1か月間もしっかりとトレーニングとゲームを積み上げていきましょう。
それでは、長くなりましたが今日はそろそろこの辺で…。
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