9月27日(土)・28日(日)の2日間に渡ってグローバルアリーナで行われた強化試合は散々たる結果に終わりました…。この振り返りを記録として残すことにもためらいが少なからずありますが、現実から目を背けることなくきちんと向き合って次に進んでいきたいと思います。
9月27日(土)グローバルアリーナ
サカイカップ(A戦)
第1試合 9:00~
東福岡自彊館中 1-7 BUDDY FC
第2試合 14:50~
東福岡自彊館中 0-13 カメリアFC
※通算成績:2敗(勝点0)4位グループへ
グローバルカップ(B戦)
第1試合 9:00~
東福岡自彊館中 0-6 サンクタス
第2試合 13:40~
東福岡自彊館中 0-4 FCリベルタ
9月28日(日)グローバルアリーナ
サカイカップ(A戦)4位グループ
第1試合 8:30~
東福岡自彊館中 2-6 エスフォルソ門川
第2試合 12:00~
東福岡自彊館中 4-0 UFAパルティーダ
※通算成績:参加16チーム中15位
グローバルカップ(B戦)
第1試合 8:30~
東福岡自彊館中 0-3 MARS福岡
第2試合 13:10~
東福岡自彊館中 1-2 FCファルファーラ

しかしながら、久しぶりに木っ端みじんに玉砕しました。1日目に対戦したBUDDY FCとカメリアFCはちょうど昨年優勝した時に準決勝と決勝で対戦した相手と同じでした。BUDDY FCとは4-0でしたが、カメリアFCは2-2のPK勝ちということで、U-13のチームの時からめちゃくちゃ強いなと思った記憶があります。ただ、そのチームが1年経って同学年同士のゲームとなると全く歯が立ちませんでした。こちらは1年生が4名出場していたとはいえ、2年生も局面の1対1では地上戦も空中戦も圧倒されてしまい、この力の差を嫌というほど見せつけられてしまった形です。経験の差はいかんともしがたいものがありましたが、「千里の道も一歩から」ということで、ひとつひとつ基本的技術の習得からまた取り組みたいと思います。これまでずっと3年生のトレーニングを中心に行ってきたこともあり、ゲーム形式のトレーニングが多く、ここ数か月は反復ドリルのトレーニングが不足していたと感じています。ですから、新チームに関してはまず今年いっぱいは少なくとも基本技術の習得に時間を割き、止める・蹴る・運ぶの質の向上に努めます。まだ、ゲームができる状況ではありませんが、今週末には新人戦が控えていますので、とりあえず、今できることに全力を注ぎます。

さて、この2日間のゲームを振り返って、基本的な技術の不足というのはよくわかりましたが、技術というのは一朝一夕で身につくものではありません。長い時間をかけて積み上げていくものだと思っています。まだ自チームは算数で言えば足し算、引き算のレベルで、とても数学のレベルではありません。しかし、中総体の九州大会や福岡県リーグの舞台は数学のレベルであり、中総体で対戦した神村学園中や福岡県リーグで対戦した小倉南FCに勝つということは難しい証明問題を解くようなものです。ただ、証明問題を解くには、やはり足し算、引き算、掛け算、割り算をきちんと習得し、xやyを使った文字式や分数や関数や図形など様々なことを理解しておかなければなりません。躓いているところをきちんと分析し、そこがきちんとできるようになるまで反復して習得させなければ次のレベルに進むことができません。その技術を習得しないままゲームをすると、その部分が足を引っ張ることになってしまいます。右利きで右足しか蹴れない選手は、相手のレベルが高くなると左足でボールを持たなければならない状況に意図的に追い込まれていきます。そうすると何もできないままボールを奪われるか、左足で蹴って明後日の方向にボールは飛んでいきます…。

とにかく、まずはたくさんボールに触れ続けること。BUDDY FCやカメリアFCの選手との決定的な違いはボールに触れている時間の長さです。小学校1年生からボールに触れている選手と中学校1年生からボールに触れている選手とでは6年間の差があります。そこまでなくても4年生から始めた選手との間にも3年間の差があるわけです。その差を埋めるためには、時間を有効に活用してたくさんボールに触れる工夫をしなければなりません。チームのトレーニングは火・水・木・金の早朝が45分、火・木の夕方が120分しかありません。これだけではその差はあまり縮まらないでしょう。土・日も試合をするのはどこのチームも基本的には同じです。であるならば、土日の試合前のアップや試合と試合の合間の時間であったり、チーム練習のない月・水・金の午後など他の人がやっていない時間にどれだけ向上心を持って自分自身がトレーニングを積めるのか…?ここまでくるとpassion(情熱)の部分にもなってくるかもしれません。「絶対に俺はうまくなるんだ」という強い気持ちをもって愚直に基本ドリルに取り組めるのか。YouTubeやTikTokなどにはそれこそ溢れんばかりの技術の動画(個人でできるトレーニング)が投稿されています。こんなに無料で学び放題の教材が山のようにあるならば、全力で活用すべきだと思います。もちろん、すぐにできるようになるとは思っていません。時間はかかるでしょう。でも、やり続けることでひとつずつ、また少しずつできることが増えてくるはずです。そうなることを信じて継続して取り組んでほしいと思います。

このままでは終われない。前回のブログにも記載しましたが、「3年生の先輩たちを超える」ことを目標とするならば、もはやサッカーと勉強以外のことをやっている時間はありません。勉強をすることは本校ではマストのことなので、選択肢から離れることはもちろんないわけですが、その時間以外はすべてサッカーに注ぐくらいの覚悟がなければその目標は絵に描いた餅にしかなりません。ぜひ、今の現在地を正しく認識し、ゴールから逆算して今やるべきことを明確に、各々がトレーニングを積み上げていってください。
まだまだ君たちは上手くなれる。私はそう信じて明日の指導に臨みたいと思います。
それでは、今日はこの辺で…。おやすみなさい。
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