新人戦を福岡市大会ベスト16で終えてからずっとチームは走り続けています。過去20年間でおそらく1番走っています…。朝練も夕練も土曜日も日曜日も走っています。6年生の体験練習参加の時はさすがに走るトレーニングはできないのでボールを使いますが、残念ながら新人戦で負けてからは個別の体験練習の申し込みは1度しかありません。神様は常に見ています。「今は6年生の練習参加などを求める時期ではなく、己の未熟さに向き合いひたすら走りなさい」と言っているかのようです…。

さて、最近は更新ができていませんでしたので、日程から掲載をしたいと思います。なお、この山笠リーグは中総体の博多区予選リーグのグループ分けに繋がっていきますので、中総体1次予選と位置付けて臨んでいます。ここ2年間は新人戦の福岡市大会で優勝してポイントが豊富にあったので、この山笠リーグは前後半を総替えして育成のためのリーグと位置付けていましたが、今年はポイントがないので、なかなか難しい舵取りをしていかなければなりません。
今年の中総体の博多区出場枠はご存じの通り2枠でした。これは新人戦の各区の出場枠で決まります。博多区と同じ9校がエントリーしているのは、南区と中央区ですが、昨年は南区が5校新人戦の福岡市大会に出場していたので、南区が3枠となり、博多区は1枠減の2校でした。ですから新人戦は実は非常に重要なのです。なお、今回の新人戦は中央区と博多区がそれぞれ3校ずつ福岡市大会に出場しましたが、中央区のFCCFが福岡市大会で優勝したのでおそらく中央区が3枠になるのではないかと思います。もし、勝ち上がり数を優先するということになればベスト8に板付中と東光中の2校が残っているので、博多区が3枠になる可能性も0ではありません。ただ、2枠ということを前提に考えると、この山笠リーグで1位となり、ポイントをしっかりと獲得しておくことは非常に重要です。1位になれば2位と3位のチームは逆パートとなりますので、中総体の博多区予選リーグはずいぶんと戦いやすくなるのです。とにかく、上位に進出するためにも、この山笠リーグは非常に重要だという認識を選手のみんなは理解してほしいと思います。
令和7年度 博多区山笠リーグ(中総体1次予選)
11月15日(土)福岡市立三筑中学校G
第1節 9:00~
東福岡自彊館中 4-0 三筑中
第2節 11:30~
東福岡自彊館中 2-0 板付中
※通算成績:2勝(勝点6)

今日の2試合は久しぶりのゲームということもあり、なかなか最初は足にボールがつかない状況が続きました。先制点を奪ってからは、リズムが生まれ始め、追加点を奪うことができましたが、まだまだサッカーにはなっていません。ただ、相手のボールを奪うために走ろうとする姿勢は生まれてきたかなと感じています。今はとにかく走ることしかしていないので、相手のコートでどんどんプレッシャーをかけてボールを奪い取り、そこから手間暇をかけずにシンプルかつスピーディにシュートまでもっていくことをやり続けるだけです。走る部分だけなら、今年の中総体福岡県大会で優勝したチームの新人戦時のタイムと変わらないレベルの選手がすでにスタメンに半分以上います。それしかしていないので、もちろん、走れるようになってもらわなければならないのですが、もっと追い込みをかけて走らせていきます。
しかしながら、走る部分に関してはメンタルの要素が非常に強く出ます。現在のチーム内の序列は今後も夏の中総体まで変わることはないでしょう。ただ、ライバルは常に昨日の自分なので、自分自身のタイムと真摯に向き合い、昨日よりも早く走るために己は何をなすべきかをしっかりと考えてほしいと思います。

これから、山笠リーグを戦いながらU-14でリベンジマッチを行っていきます。ぜひ、相手の攻撃をスピードとパワーでねじ伏せることができるまでになりましょう。相手の身体が大きくても大丈夫。身体接触で負けない身体をもっともっと作っていきます。冬の島原遠征、私学大会を終えたらいよいよ福岡県リーグが開幕します。クラブチームが相手であっても戦えるようにしましょう。絶対に勝つんだという強い気持ちをもってさらに成長していってくれることを強く願っています。強化の場はたくさんあります。けれども、ゲームをしたから強くなるわけではありません。強くなるためには準備が必要です。ボールを使ったトレーニングももちろんやりますが、それは走りを継続しながらやっていきます。現在の中3生のトレーニング量では結果が出ないだろうと思っていますので、さらにトレーニング強度を上げて、福岡県リーグで生き残れるように鍛えていきましょう。自分自身のストロングポイントとウィークポイントをしっかりと見極め、両方とも伸ばしていきましょう。そうすれば自然と中3の先輩たちに近づいていけると思いますし、来年の夏にはひっくり返っているかもしれません。現在の高校2年生は新人戦では福岡市大会すら出場できず予選リーグで負けてしまいましたが、夏の中総体では福岡県大会準優勝で九州大会までいきました。ですから、現チームが夏に大化けする可能性は十分にあると思っています。これまでの私自身の経験も存分に活かし、このチームでも勝ち上がっていけるんだという強い信念をもって継続して強化に取り組んでいきたいと思っています。
ぜひ、引き続き本校サッカー部を温かく見守っていただけると幸いです。それでは今日はこの辺で…。

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