第23回福岡招待親善サッカー大会（パルチカップ）の振り返り…。

昨日、今日の２日間に渡ってパルチカップに参加してきました。あいにくの雨模様ではありましたが、全てのプレーヤーがたくさんのゲームを経験することができたので、非常に良かったと思っています。次の２０日（土）のU-14サッカー大会の２回戦に向けての課題が見えた２日間でした。

Fukuoka Partido Amistoso23（第23回福岡招待親善サッカー大会）
１２月１３日（土）雁の巣レクリェーションセンターDコート
第１試合　９：００～（50分）
東福岡自彊館中B １－１二丈中B
第２試合　１１：００～（60分）
東福岡自彊館中６－０二丈中B
第３試合　１３：５０～（20分）
東福岡自彊館中B ０－０原北中B
第４試合　１４：２０～（60分）
東福岡自彊館中２－１島原第二・島原第三中（合同）

１２月１４日（日）福岡市立青葉中学校G
第１試合　１０：００～（60分）
東福岡自彊館中４－０前原西中
第２試合　１２：２０～（50分）
東福岡自彊館中B ５－０明野中B
第３試合　１３：２０～（60分）
東福岡自彊館中７－０明野中

今回のゲームを振り返っての収穫は、先述のように参加した全てのプレーヤーをピッチに送り込むことができたことです。残念ながらケガや体調不良で参加ができなかった選手もいますが、１９名中１６名の選手がゲーム経験を積むことができたことは非常に良かったと思います。また、B戦は人数が１１名揃わないので、常にAチームのメンバーがサポートプレーヤーとして一緒に入って戦いました。彼らがこれまでの経験を生かしてB戦に出場しているまだ経験値の少ないプレーヤーに対して、いろいろと指示を出しながらプレーできていたのは良かったと思います。ただ、なかなか指示が通らない部分もありましたので、もっとチーム内で使用するサッカー用語を全員が共通理解できるまで落とし込んでいかなければならないと改めて感じました。まだまだ「集結」→ボールサイドに集まる、「絞る」→サイドのプレーヤーが内側にポジションを修正する、「プレスバック」→前後で挟み込んでボールを奪うなど、サッカーをやるうえで最低限知っておいてほしいことが、まだ十分に理解できていない状況でピッチに立っている選手もいます。取り急ぎ守備に関する言葉は早急にしっかりと理解させる必要性があると改めて思いました。知らなければ指導者が教えなければなりませんし、できなければ指導者ができるまでやらせなければなりません。選手は勝手にうまくなるものではありません。ゲーム経験を積んでも、選手は上手くはなりません。ゲームをして「何ができて何ができなかったのか」について分析を行い、その分析に基づいて修正のためのトレーニングを行い、その修正が次のゲームでできていたかどうかを確認する。このことをマッチ・トレーニング・マッチ（M-T-M）と言いますが、このことを繰り返す中で選手たちは成長していくと思っています。そして、その分析は指導者が行うことは当然のことですが、選手自身もきちんと自分のプレーを振り返り、次のトレーニング課題として意識を持ってほしいと思っています。私がトレーニングで要求することは、チーム全体の底上げをしていくために何をするかです。もちろん、時には特定の選手の強化改善のためのトレーニングメニューを意図的に実践することはありますが、その多くはチーム力（グループ力）の強化のためのものです。ですから、その全体トレーニングの中で、「自分自身のレベルを上げるために己は何をなすべきか？」を常に自問自答しながら取り組んでいくことが求められます。指導者が要求することをただこなすだけでは不十分です。もちろん、時間をかけて反復をすればある一定の水準までは到達することでしょう。けれども、それだけでは先輩たちを超えることはできませんし、再び九州大会でチャレンジしたり福岡県リーグでクラブチームを相手に戦っていくことはできないだろうと思っています。ですから、日々のゲームとトレーニングを常に全力を尽くして取り組みましょう。たくさんのゲームをこなし、常に課題意識をもってトレーニングに取り組んで改善に取り組めば必ず、その差は縮まり、気づいた時には追い抜いているかもしれません。現在のチームは全員揃っても１９人しかいません。競争が激化するような環境ではないでしょう。ただ、ライバルを常に昨日の自分と設定して、昨日の自分に負けないための努力を重ねていけば、その選手は夏までに大きな変化を遂げてくれると思っています。次の２０日（土）の高宮中学校は非常に力のあるチームだと思います。ただ、その高宮中を倒さないと次のステージには行けません。U-14大会は福岡県の決勝は７回戦です。公式戦を７回経験するのと、２回戦で終わるのでは天地の差があります。もっとうまくなりたい。もっと強くなりたいと思う気持ちがあるならば、次の土曜日も勝たねばなりません。私自身も高宮中学校との対戦を非常に楽しみにしています。相手が強ければ強いほど倒しがいがありますし、気持ちも高ぶります。しっかりと楽しめるように良いコンディションを整えていきたいと思っています。