令和4年度 中総体博多区大会決勝の結果(7/3)

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試合結果

令和4年度 中総体博多区サッカー大会

7月3日(日)東福岡高等学校人工芝サッカー場
決勝 15:00~

東福岡自彊館中 1-0 東光中

※2年ぶり9回目の中総体博多区大会優勝

今日もなかなか点数が取れない難しいゲームでしたが、何とか勝ちきることができ、2年ぶりにトロフィーを取り戻すことができました。とりあえず、今はホッとしているところです。2日連続で難しいゲームとなってしまいましたが、その要因は決定力が不足していることに他なりません。120分で2点しか取れていない状況を改善するためにまた火曜日の朝からトレーニングを行っていきたいと思います。ちょっと台風が来ていますが…。

さて、今日の試合を振り返ると、昨日の板付中との準決勝よりもボールの回りは良かったと思います。ある程度は落ち着いていたと思いますし、シュートの本数も増えたのは事実です。ただ、要求していたシュートの形はまだ作れてはおらず、決定的な場面で外してしまったこともあり、ゴール前の崩しやクロスの攻撃の形をもう少し反復をしなければならないでしょう。このままでは、次の福岡市大会を勝ち抜いていくことは難しいと思います。決めるべきところで決める力を2週間で可能な限り身につけさせるようトレーニングを構築していきたいと思っています。

あと、昨日のブログでも指摘をしていたオフザピッチの方の振り返りをしていくと、今日のオフザピッチは大変残念な状況でした…。とてもホストチームとしてゲストを迎え入れることができたとは思えません。おもてなしとは何か?気持ちよくゲームをしてもらうためにホームチームとしてできることは何か?もっともっと追及していかなければなりません。本校のグラウンドでゲームができることはそれほど多いことではありません。けれども、その少ない貴重なホーム開催の場で学ぶことは非常に多くのものがあります。常に目配りと気配り、自チームの試合に向けての準備だけではもったいない。それはアウェーのゲームでもできます。おもてなしの精神はチーム存続のカギです。学校体験会でのサッカー体験会をはじめ、HIGASHI CUP、その他にも少年チームの来校や個人での練習参加などおもてなしを実践する場は数多くあります。ピッチに立つ選手はそこまで気が回らないかもしれません。けれども、ベンチ入りしていない選手にこそ、そのような部分を身につけてほしいと思っています。オフザピッチのレベルが上がれば、自然にサッカーのレベルは上がります。なぜなら、オフザピッチにおける目配り、気配りこそオンザピッチの観て判断することに他ならないからです。ぜひ、今やらなければならない仕事は何か?言われる前に自分で探して動くこと。これは大人になっても必要な能力だと思います。ボールは上手に蹴れなくても生きていけます。オフザピッチの能力が高くなればよりよく生きていけます。私が育てているのはサッカー選手ではなく人間です。

デットマール=クラマーさんの言葉に「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にする」という名言があります。サッカーというのは子どもを大人にするための手段の一つにすぎません。ですから、私は「この子はボールが上手に蹴れますね」と言われることよりも、「この子は目配り、気配りができる子ですね」と言われる方が嬉しいです。ぜひ、ボールが上手に蹴れなくてもいい。目配り、気配りをして困っている人を助けられる人になってほしい。

そんなことを考えながら今日の試合を振り返りました…。今日のことはもう過去のことです。過去は変えることはできませんから、ここでピリオドを打ち、また明日以降にオフザピッチの部分をもっともっと追及していきたいと思います。オンザピッチはすぐには変わりません。でも、オフザピッチは意識が変われば一瞬で行動が変わります。残された2週間で福岡市大会でも勝てるチームにしていくためには、伸びしろがある方に強化のエネルギーを注ぐべきでしょう。

さぁ、明日は2日間のゲームの疲れをしっかり取るように休息に努めてください。休むことも強い身体をつくるためには必要不可欠です。そして、身体をゆっくり休めたうえでまた火曜日からトレーニングを再開していきましょう。まだ、福岡市大会まで2週間あります。2週間あればまだチームは変化させることができます。高い意識を全員が共有し、4度目の夏の福岡市大会優勝に向けて動き出しましょう。絶対に優勝するんだという強い気持ち、また優勝するためにはオンザピッチ以上にオフザピッチのレベルを引き上げることが大事という気持ち、そしてオフザピッチのレベルが上がれば自然と目標が現実のものとなっていくという気持ちを持ち続けてほしいと思います。

私は、今年のチームの勝敗のカギはオフザピッチにありと思っていますので、最後の最後までオフザピッチのレベルアップのために全力を注いでいきたいと思います。

それでは、今日はこの辺で…。

追伸…。

今日もたくさんの保護者の方々が本校のグラウンドに応援に駆けつけてくださいました。心からお礼申しあげます。なかなかゴールが決まらない試合が続いており、不安な気持ちも少なくないとは思いますが、残された2週間でゴールをしっかりと奪って勝てるように準備をしていきます。ぜひ、ご家庭では温かく労っていただければ幸いです…。中総体が始まって以降、彼らは褒められたことがありません。ぜひ、グラウンドで叱られてばかりの選手たちを温かく迎え入れてあげてください。

その保護者の皆様の愛情を胸に彼らは大きな結果を残してくれることでしょう。

ピッチに立つ立たないに関わらず、部員31名全員の覚醒を心から願っています。

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