福岡県ユース(U-15)サッカーリーグ2部
5月8日(日)芦屋総合運動公園G
第4節 10:00~
東福岡自彊館中 0-1 IBUKI北九州
通算成績:1分2敗(勝点1)
※第2節は悪天候のため延期しています。
今日の福岡県リーグは木曜日の試合からメンバーもシステムも大幅に変更して臨みました…。
これ以上悪いゲームにはならないだろうというある意味において開き直りがあったので、思い切ったチャレンジを試みました。選手たちはゴールを奪うために戦ってくれたと思いますし、結果として得点はできなかったものの、前回の試合と比較するとシュートチャンスも数多く作ることができました。失点の場面も崩されての失点ではなかったので、最終ラインの守備は非常に粘り強く耐えることができていたと思います。
しかしながら、3試合(240分)を通じてまだ得点がありません。昨日も一昨日も基本的には攻撃のトレーニングを行いましたが、その成果がゲームの中で発揮されるまでにはまだまだ時間がかかるかもしれません。苦しい状況から抜け出すのはそんなに簡単なことではなく、もっと経験を積み上げていく必要があります。あとは、繰り返しになりますが、メンタル面でしょう。まだまだ自分の良さを出し切れていない選手が少なからずいます。「もっとやれると思うのだが…。」という選手のプレー強度が上がらない状況でピッチに立ってしまうと、そこから崩されていきますし、相手選手もそこから攻撃をしかけてきます。求められるのは自分の限界値への挑戦です。まだ限界値を押し上げようとしている選手は残念ながら数名にとどまっています。多くの選手は限界値の手前でここが限界値だと決めてしまって、まだまだやれるはずなのにそこまで到達していない。自分で限界値を決めてしまうのは非常にもったいないことだと思います。「もっといける」「まだまだいける」と自分自身に言い聞かせて常に向上心を持って挑戦をしてほしいと思います。最終的にはやらされているうちは限界値に触れるところまでは行けても、限界突破のブレイクスルーには至りません。ブレイクスルーをするためには、自分自身が自ら進んで自己の限界にチャレンジしなければなりません。私がブレイクスルーさせるのではなく、自らブレイクスルーをするのです。そのためには強い自分が必要です。そこはうまさでは決してないと感じています。
さて、次の第5節まで1週間ありますが、どうすれば今日のゲームよりも良いゲームになるでしょうか?今日のゲームは前回のMARS福岡戦よりずいぶんと良くなりました。失点も減りましたし、シュートの場面も増えましたし、戦う気持ちも出ていたと思います。しかし、今日の試合は0-1で敗れ、勝点も0でした。残留を果たすためには勝点を積み上げなければなりませんし、そのためにはゴールを奪い、ゴールを守らなければなりません。当たり前のことではありますが、なかなかこの当たり前のことをやることは難しいものです。この1週間はまた悩み続けることになるでしょう。ただ、悩み苦しみもがきながらも前へ進むしかないのです。
「For the team(チームのために)」という言葉があります。全てのプレーヤーに伝えたい言葉です。あなたはチームのために何をしてくれますか?と…。それぞれ役割は異なります。ピッチに立つ者もいればピッチに立たない者もいます。アイシング用の氷を袋に詰めることも、アップで使用したボールをネットに回収することも大切なチームの仕事です。私はゴールを決める選手だけを観ているのではありません。全てのプレーヤーが今できる最高のパフォーマンスを発揮してほしいと思います。
全てのプレーヤーが持てる力を出し切った時にその試合はきっと素晴らしいものとなり、勝点3を手にすることができるでしょう。一人ひとりの意識が変わり、取り組みが変わればまだまだ勝点3を取ることができるゲームは生まれてくると信じています。
まだ、残り6試合あります。これまで先輩たちが残留してきた勝点は前期・後期18試合で20前後でした。そのことを考えると1巡9試合の場合であれば半分の勝点10あればきっと残れると思います。勝点10は3勝1分5敗で達成可能です。残り6試合のうち3試合勝てれば、後輩たちにきちんとバトンをつなぐことができます。まだまだいけると信じて努力を重ねていきましょう。
この苦しい状況を乗り越えることができた時、きっとみんな成長していることと思います。ぜひ、1日1日を大切に明後日火曜日の朝から頑張っていきましょう。
それでは今日はこの辺で…。
追伸…
本日は北九州の芦屋総合運動公園まで本当にたくさんの保護者の方々に応援に駆けつけていただきありがとうございました。母の日のプレゼントとして勝点3は贈れませんでしたが、次の勝利を目指してこれからも頑張っていきますので引き続き温かいご声援をよろしくお願いいたします。
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