本日は天気予報通りの雨のゲームとなりました。バスで会場に到着した時点では少し青空も見えていたので、ひょっとしたらギリギリ降らずに持ちこたえるかなと思いましたが、前半途中から小雨となり、後半にはかなり強く降る時間帯もあり、非常に難しいゲームとなりました。今日はU-14大会2回戦の振り返りを行っていきたいと思います。
令和6年度 福岡県U-14サッカー大会福岡地区予選
12月21日(土) 福岡市立原北中学校G
2回戦 9:00〜
東福岡自彊館中 4-0 老司中
さて、本日は昨日のブログにも記載したように先制点を前半の早い段階で取れるかどうかがポイントだと最初から選手たちには伝えていました。kickoffの9時の時点では雨は降ってはいませんでしたが、黒い雲が上空を覆っていましたので、雨が降るのも時間の問題だろうと思いましたし、強い雨となってピッチが荒れてくると自分たちのサッカーもやりにくくなるだろうと考えて、前半の雨がまだ降っていない段階でゴールを積極的に奪いに行くことを要求しました。幸いなことに前半を3-0で折り返すことができたので、その部分は良かったのですが、ただ攻撃の戦術面では課題が非常に多く残りました。今日の老司中は中央をしっかりと固めていましたので、サイドから崩すのが常套手段だったわけですが、サイドのプレーヤーがタッチライン(横のライン)ギリギリいっぱいまで広がったポジションを最初の段階で取ることができておらず、中でボールを受ける機会が多かったので、相手選手に寄せきられてしまいボールを失うことが多かったです。私自身もベンチからもたびたびタッチラインを踏めと指示を出しましたし、サイドにボールを集めることも要求し続けました。その結果として徐々に相手選手を外に引き出すことができて中央にスペースが生まれ、最終的に中央からゴールを奪うことができました。要求したことをきちんとできることに関しては評価をしていますし、雨がそこまで強くない状況下で3-0で前半を折り返したことはよかったと思います。
しかしながら、後半はあまり良い内容ではありませんでした。これは現在の自チームの大きな課題だと思っているのですが、リードをするとプレー強度が落ちてしまうことです。60分間のゲーム時間において高強度でプレーを継続することが非常に重要です。本人たちは気づいていないかもしれませんが、外側から観ていると明らかに強度が落ちています。スタミナがないからなのか、3-0はセーフティリードだからこれくらいでいいだろうなのか、理由は定かではありませんが、この後半に高強度でプレーをしなかった(できなかった)ことは私の中では「機会損失」以外の何物でもありません。新人戦の福岡県大会も本来ならば春日公園で4ゲームすべきところを1ゲームしかできませんでした。成長する機会を失うことは全て機会損失です。このことの重大さをもっと知る必要があります。私自身は今年のチームでスタメン出場させている選手の半分以上は昨年からA戦出場を経験しています。ですから、どの程度のプレーができるかは十分に認識しているつもりです。本来ならばもっと走れるはず。前半3-0なら後半も3点、4点ともっともっとと貪欲にゴールを目指す気持ちを求めます。今年のチームが強いチームになり切れない要因はここにあります。本当に強いチームは前半3-0で満足をしたりはしません。もっと前がかりに相手のコートでボールをハードワークして奪いに行くでしょうし、ボールを奪い取ったら素早くシュートまでもっていくでしょう。とにかく「高強度」と「機会損失」の2つのワードが私の頭の中では常に鳴り響いています。
ここで、自チームの選手たちにメッセージを残しておきたいと思います。
君たちはもっと強くなれるしうまくなれる。しかしそのためには、己の限界に常にチャレンジし続けなければならない。ブレイクスルー(壁を突き破る限界突破)はなかなか難しいかもしれないけれど、壁に触れ続けて、その壁を上に押し上げること、壁を殴り続けて「ひび」を入れていくことは常にやっていかなかればならない。でも、今はまだその壁に触れる手前で満足してしまっている。君たちの限界値はまだまだこんなものではない。もっと自分自身を伸ばすことは可能なんだと信じて進んでいこう。中学校の3年間なんて本当にあっという間だから、後悔が無いように1日1日を大切にすること。そして、全てのチャンス「機会」を自分たちのものにしていこう。
明日の山笠リーグも成長するチャンス。25日の八代遠征も成長するチャンス。26日から28日の島原遠征も成長するチャンス。年明け1月4日からの私学大会も成長するチャンス。冬休みは大化けするまたとない機会。ぜひともチーム全員が成長してくれることを期待しています。
最後に…。
今日のゲーム中のベンチ写真を掲載しておきます。この整理整頓は近藤先生の指導の賜物です。本当に素晴らしい先生に成長していってくれています。8年前に本校サッカー部のプレイヤーとして活動していたころとは見違えるほど強くたくましくなってます。そして、何よりも「オンとオフは車の両輪」という私自身のフィロソフィー「指導哲学」を継承して、オンザピッチもオフザピッチも両方きちんとできる選手を共に育ててくれていることに感謝しています。あとは、選手たちが主体的に写真のような状態にできるようになったら最高です…。
それでは、明日も山笠リーグがありますので今日はこの辺で…。おやすみなさい。
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