中総体という大きな舞台を、6月15日(日)から52日間に渡って、私たちは無事に戦い抜くことができました。特に7月19日(土)からの18日間は、選手たちも本当に暑さとプレッシャーの中でよく頑張ってくれたと思います。そして何より、この大会を通して改めて強く感じたのは、「人は決して一人では戦えない」ということです。
まずは、毎日陰で支えてくださった保護者の皆様。
食事の管理や送迎、体調への気配りなど、日常の中でのサポートがどれほど選手たちの力になったことか。試合会場まで足を運び、声援を送り続けてくださった姿は、子どもたちの背中を押してくれる大きな支えでした。本当にありがとうございました。また、遠くから応援に駆けつけてくださったOBやOBの保護者の皆様にも、心から感謝申しあげます。「頑張れよ」「俺たちもこうやって戦ってきたんだよ」そんな言葉ひとつひとつが、選手たちの気持ちを奮い立たせ、先輩たちの想いと歴史を受け継ぐ力になりました。
さらに、大会をスムーズに進行してくださった会場担当の先生方や関係者の皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。炎天下の中、運営や審判、誘導や会場整備など、たくさんの準備とご配慮があってこそ、選手たちは全力を尽くすことができました。私自身も昨年は福岡市大会で敗れたので、テントの設営や駐車場係、マッチコーディネーターなどをやりました。その大変さというのは身をもって知っているつもりです。暑い中、自チームのトレーニングの時間を割いて大会運営に携わってくださった大会関係者の方々。特に今年は九州大会が福岡開催だったこともあり、福岡市大会、福岡県大会、そして九州大会と長期に渡って運営をされていた先生方も大勢いらっしゃいます。言葉では伝えきれなかったこともたくさんありますので、この場を借りてお礼申しあげます。

最後にこの中総体を通して私は4つのことを改めて学ぶことができたと感じています。
それは、まず強豪チームに勝って上位大会に進むことによって「自信」というものを学びました。また、それと同時に次のステージに進めなかったチームの想いを背負って戦わなければならないという「責任」も同時に学びました。特に今年は福岡県の第1代表として九州大会に出場したので、その分も大きかったように感じます。さらに、中総体で13試合を戦うにあたって52日間に渡る長期間をたくさんの方々に支えてもらったという「感謝」の気持ち。そして、試合に勝ってもいつでもおごり高ぶることのない「謙虚」な気持ちの大切さを再認識しました。
このように多くの経験を選手とともに積むことができたことを心から幸せに思います。欲を言えばもう少しこの仲間と共に中総体を戦いたかったというのが本音ではありますが、明日は福岡県リーグを控えていますので、気持ちをしっかりと切り替えて次の一歩を踏み出します。
いつも私が好んで使っている「タイムアップのホイッスルは次のキックオフのホイッスルである」のもと、私は歩みを止めることなく、また前に進み続けます。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな…」
これからもぜひたくさんの方々に応援していただける東福岡自彊館中学校サッカー部を作っていきます。
コメント