東福岡自彊館中学校サッカー部体験練習会(1回目)の振り返り…。

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募集広報

本日は快晴のなか、本校初のサッカー部体験練習会を実施いたしました。これまでも、HIGASHI CUPという名称の大会(フェスティバル)やU-12トレセンとの交流試合、またCLUB東福岡ジュニアとの合同練習会など、様々な形で募集広報活動は行ってきましたが、今年は初めて2時間枠で90分のトレーニングと30分のゲームという形で中学生が日常的に行っているトレーニングを実践いたしました。

なお、今回は保護者会で運営してもらっているInstagramをはじめ、サッカー部のXやこちらのブログ等でも案内をおこなった結果、13名(6年生11名、4年生2名)の選手が参加をしてくれました。当初は6年生のみでおこなう予定でしたが、定員としていた15名に到達をしなかったので、見学希望としていた4年生も一緒に参加をしてもらっての開催となりました。定員を充足しなかったのは残念ではありましたが、今回参加をしてくれた13名全員が、現時点でサッカークラブに所属をしていることもあり、技術的にも良いものを持っている選手が少なからずいたことは非常に良かったと思っています。ぜひ、今回の練習会に参加をしてくれた6年生全員が受験会場に足を運び、そして合格通知を手にしたうえで本校への入学、そしてサッカー部入部へと繋がってくれたら嬉しい限りです。また、4年生の参加者2名も非常に積極的にプレーをしてくれて、6年生が相手でもどんどん立ち向かっていく姿にたくましさを感じました。ぜひ、今日の種まきが再来年の収穫に繋がることを期待したいです。

しかしながら、募集広報活動は年々厳しさを増しているのが現状です。本校への入学及びサッカー部への入部を希望している選手の数はここ5年ほどあまり変わりはありません。ただ、サッカーだけをやっている選手の合格は年々厳しくなっています。入試問題の解法につきましては、やはり塾の指導力によるところが非常に大きく、本校の入学者の多くが福岡の大手進学塾に通いながら受験勉強をしていたというのが実情です。
昨日のブログにも記載をしましたが、福岡では小学校から塾に通って私立中学校に通う(通わせる)という文化がまだ根付いていない地域だと思います。私の子どもも2人とも地元の公立中学校に進学をしましたし、公文や進研ゼミなどの学習機会は与えてはいたものの、本格的に塾に通いだしたのは中3の夏からでしたので、やはり私立中学校に行かせるために小学校から塾に通う(通わせる)というのは、金銭的な面も含めて特殊なことなのかもしれません。ただこれからは私立高校の授業料が無償化される方向で動いていますので、間違いなく世の中の流れは私学志向になっていくと思います。本校は中高一貫校ですので、高校入試はありません。12歳の時の入学試験に合格できれば18歳で成人するまで6年間の保障があります。小学校6年生で受験勉強するのか、それとも中学校3年生で受験勉強をするのか。どちらにしても一度は真剣に学習に向き合わなければならない時が来ます。それが早いか遅いかの違いでしかありません。もちろん、仮に小学校の時に合格通知を手にすることができなかったとしても、中学校で勉強し再び東福岡高校から学びながらサッカーをすることは可能です。これまでは自彊館中の出身者は授業時数の関係で高校の練習に遅れて参加をしなければならないという問題点がありました。けれども、現在の高校1年生から全てのコースで授業の終了時間が統一されたので、遅れることなく参加をすることができています。もはや、東福岡自彊館中学校から始めることに何一つとして足かせになるものはありません。どうぞ、中学校から「ヒガシ」を存分に味わい尽くしてほしいと思っています。ぜひ、今年はたくさんの入試合格者が出てくれることを心から願うしだいです。

最後になりますが、今日の体験練習会にエントリーをしてくださった保護者の皆様ありがとうございました。たくさんの保護者の方にご来校いただきましたことを大変嬉しく思っております。また、今回は福岡県外からも複数名のご参加をいただき、遠方より来ていただいたことに重ねてお礼申しあげます。
さらに、今日は現役生の保護者の方々にも多数ご参加いただき、体験練習会に来られた6年生の保護者の方々のご質問に丁寧にお答えいただきましたこともあわせてお礼申しあげます。
そして、今日は夏の中総体でエントリーしていた18名の中学生選手たちもたくさんサポートをしてくれました。引退した3年生も、昨日の新人戦で戦った2年生も様々な形で小学生と接してくれて大変助かりました。このようにたくさんの支えの下でこの活動が成り立っています。私を含めたスタッフだけで募集広報活動を実践することは不可能です。ぜひ、引き続きこの募集広報活動に力を貸していただけると幸いです。「募集は私学の生命線」と若い頃から耳タコで聞いてきましたが、本当に今は生き残りをかけた戦いをしています。1999年4月の開校と同時に創部されたこのサッカー部の灯を消してはなりません。4半世紀の間には実に様々なことがありましたが、今が最も苦しい時です。ここを乗り越えて新しい東福岡自彊館中学校サッカー部を今一度築き上げるためにも引き続きたくさんのご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

それでは、明日も早朝練習がありますので今日はこの辺で…。おやすみなさい。

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