「めんの山一」杯を終えて…。

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試合結果

大型で猛烈な台風14号が九州全土を直撃するという未曽有の状況の中、島原で開催された「めんの山一」杯に参加をしてきました。新型コロナウイルスの影響で令和元年以来の参加となった今大会は、選手のみならず指導者である自分自身もたくさんの経験を積むことができた記憶に残る遠征となりました。

「めんの山一」杯ジュニアユースU-14サッカー大会

9月17日(土)長崎フットボールセンター人工芝G

予選リーグ

第1節 15:15~

東福岡自彊館中 4-0 MSフットルース

第2節 16:45~

東福岡自彊館中 2-9 FC雲仙エスティオール

17日は土曜授業だったため、夕方からの参加となり例年のごとく連戦となりました。ただ、今回のFC雲仙とのゲームでは1試合目でも5点は取られていただろうなと思います。テクニックの面でもフィジカルの面でも現時点では大きな差があり、冬の島原遠征までにたくさんの課題が浮き彫りになったゲームでした。特にチームとして連動しながら発揮するテクニックやパススピードを始めとしたすべてにおけるスピードに大きな差があったと思います。また、球際の強さなども強化ポイントだと思います。この島原遠征の良いところは、秋の「めんの山一」杯で完敗した対戦相手と冬の「島原冬季親善サッカー大会」で再戦をさせてもらえることです。3カ月間の強化の期間がありますので、しっかりとトレーニングを積んで冬の島原遠征までに修正をしたいと思っています。

さて、18日は残念ながら台風の影響で終日中止となってしまい、宿泊先のホテルで缶詰め状態となりました。ただ、ボーっとしているのももったいないので、午前中はシルバーウィーク期間の宿題をおこない、午後からはトレーニングルームを借りて身体を動かしました。

4人部屋でそれぞれ漢字練習に取り組んだり、iPadを用いてスタディサプリをしたりしていました。

午後からはランニングマシーンやバイク(自転車)、体幹トレーニングや腕立て伏せなどの自体重による筋トレとラジオ体操(体育の授業に向けて)の練習もしました。

外でサッカーができなくても、やれることをやるということで2日目を過ごしました。

さらに、3日目は午前中で暴風域を抜けることがある程度予想できたので、午後2時から残りの大会を行うこととなりました。そこで、午前中はホテルで参加選手全員と3者面談を行い、選手の考えをいろいろと聞いてみました。普段はなかなか時間がないので、選手全員と面談をすることなどはあまりできないのですが、16名の選手がそれぞれ何を考えているのかをチームスタッフが知ることができたのは非常に良かったと思います。

さて、午後から再開される大会の続きですが、我々は残念ながら上記記載のようにFC雲仙エスティオールに完敗だったので、上位トーナメントに進出することが難しい状況にありました。ただ、幸運にも上位進出チームの2チームが大会を辞退されたこともあり、今回は繰り上げで準決勝進出となりました。

9月19日(月・祝)島原市平成町多目的広場

決勝トーナメント

準決勝 14:00~

東福岡自彊館中 0-4 島原第一中

3位決定戦 15:15~

東福岡自彊館中 2-0 有明・三会中

令和4年度「めんの山一」杯 第3位

暴風域は抜けていたと思うのですが、びっくりするくらい雲仙普賢岳方面からの西風が強く、島原第一中との試合は前半風下になってしまったこともあり3失点してしまいました。風下での戦い方の難しさを選手たちも感じたと思いますし、ひとつのいい経験をすることができたと思います。後半は風上になって決定機を作ることも少なからずできましたが、決めきることができなかったことと、カウンターから追加点を奪われてしまったことが課題として残りました。もっと賢く戦っていかなければならないなと改めて感じたしだいです。

次の3位決定戦は高速道路が通行止めとなっていて下道で帰福をしなければならないことが分かっていたので、試合時刻を繰り上げてもらい、15分のインターバルを取って試合を行いました。対戦相手の有明・三会中も同時刻で準決勝を戦っていたので条件は基本的に同じです。さて、内容はというと前半はまた風下からのスタートでやはり押し込まれました。有明・三会中は合同チームとはいえ、いつも一緒にトレーニングを積んでいるとのことで、よく連携が取れたチームでした。テクニックのある選手もおり、よく前半を0でしのぎ切ったなと思ったしだいです。また、後半は風上となりましたので、攻撃の時間も増え、2ゴールを奪うことができて結果として勝利で終えることができました。

さて、今回の遠征で課題となったことは、決定的にスピードとパワーが不足しているということでした。福岡市内の中体連所属のチームと対戦して通用していたことが、県外に出ると通用しないということを知ることができたのが収穫です。ぜひ、次のグローバルフェスティバルや新人戦を通じてレベルアップを図り、冬の島原遠征で少しでもFC雲仙エスティオールや島原第一中に近づけるように頑張って強化をしていきたいと思います。

最後に…。今回は台風の影響下で十分なサッカーはできませんでしたが、オフザピッチでは様々な経験を積むことが自他ともにできました。同じ釜の飯を食い、仲間と共に語り合う機会は本当に大切で生涯の財産になっていくことと思います。新型コロナウイルスの影響で3年間に渡って強化遠征をほとんど行うことができなかったことを考えると、たとえ台風の影響でサッカーができなくても人間としての成長する機会は十分に得られたと思います。ぜひ、これからも感染対策を十分に行い、継続して活動を行っていきたいと思います。引き続き保護者の皆様のご支援とサポートのほどよろしくお願いいたします。

それでは、今日はこの辺で…。おやすみなさい。

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