令和5年度 中総体福岡市大会を終えて…。

スポンサーリンク
試合結果

令和5年度 福岡市中学校総合体育大会サッカー大会
7月22日(土)博多の森補助競技場
準決勝 9:20~
東福岡自彊館中 0-3 長丘中

第3代表決定戦 13:15~
東福岡自彊館中 1-0 原中央中

中総体の福岡市大会が無事に終了しました。残念ながら「奪還」を果たすことはできませんでしたが、今回のような状況の中で本当によく戦ってくれたと思っています。
しかしながら、昨日の2試合は本当に落ち着いてゲームを観ることができました。選手たちも自分たちのコンディションが万全でない状況下ではありましたが、今できることをしっかりやりきるということを目標設定としてチャレンジをしてくれたと思いますし、その結果は十分に達成できたのではないかと感じています。この福岡市大会を通じて大きな成長が見られたので、福岡県大会を始めとして、今後の福岡県リーグ等にもよい影響を及ぼしてくれるのではないかと期待をしているところです。

さて、昨日のゲームを振り返るにあたり、きちんと修正課題を2つ残しておきたいと思います。まず、昨日のゲームでは不用意な横パスが多く、パススピードが遅いがゆえに、パスカットされてゴール前に運び込まれる場面が少なからず見られました。この部分は非常に危険を感じていますので、今一度パスの優先順位を明確にするとともにグラウンダーで通せるパスコースの複数確保のトレーニングをもう一度やる必要があると感じています。あとは、トップにボールがなかなか入らなかったことも修正課題のひとつです。これはパスコースの確保のみならず、相手のセンターバックのマークをうまく外すことも今一度確認をしなければなりません。どのタイミングでどのコースにボールを配球するのか?そのためには全てのプレーヤーが相手のゴール前から逆算したプレー選択のイメージをもっと豊かに持つ必要があります。自分が苦しいから自分の近くにいるプレーヤーにボールを出すだけであれば、これはババ抜きのババ(joker)を味方プレーヤーに渡してホッとしているにすぎません。まずは、相手の背後に、その次にはゴールに1番近いトップのプレーヤーにボールを入れる意識を持ってほしいと思います。そしてそれができないときに斜めのパスであり、横パスであり、そして最終手段としてのバックパスがあります。相手がまだ来ていないのにバックパスを選択してはいけません。あくまでも「前から探す」が大原則です。サッカーには決められた場所にゴールが設置されており、目指すべき攻撃方向が決まっている競技ですので、もう一度原点に立ち返って福岡県大会に向けて準備を進めていきたいと思います。

最後になりますが、昨日のゲームにも大変たくさんの保護者の方々や本校の先生も応援に駆けつけてくださいました。また、サッカー部OBの先輩たちも数多く博多の森のグラウンドに応援にきてくれて本当にありがたい気持ちでいっぱいでした。第3代表決定戦の際には、ここは日本ではなく東南アジアではないかと思わせるような強烈なスコールが度々ピッチの選手を襲い、そのような状況下でも大雨の中、傘をさしてピッチ上の選手たちに声援を送ってくれました。粘り強く戦ってくれた選手の頑張りはもちろんのことではありますが、ピッチに立つことができなかった選手もさまざまな場面で支えてくれたと思います。顧問の西先生もメンバー選考の際などにも自分の意見をきっちり述べてくれましたし、本当に今回多くの人たちに支えてもらってここまで来ることができました。そして、この大会で炎天下の中、また土砂降りの中で審判をしてくださった福岡市の先生方、早朝からテント設営やゴールの設置をしてくださった先生方にも本当に心から感謝しています。ぜひ、選手のみんなも自分たちの力に自信を持つことは大切だけれども、決して自分たちの力だけでこの結果が得られたのではなく、本当に多くの人たちに支えられての結果だという「感謝の気持ち」「謙虚な気持ち」を常に失うことなく、次の福岡県大会でも頑張ってほしいと思っています。

それでは、みんなで束の間の休息ではありますが、ゆっくりと過ごしてください。また、明日から3日間福岡県大会に向けて共に頑張っていきましょう。
次の福岡県大会は平日開催となりますので、なかなかゲーム観戦をしていただくことは難しいかもしれませんが、お時間のご都合がつきそうな方はぜひ引き続き選手たちに熱いご声援を送っていただけると幸いです。次の福岡県大会もどうぞよろしくお願いいたします

コメント