6月25日(土)福岡市立板付中学校
2回戦 11:00~
東福岡自彊館中 4-0 吉塚中
※1回戦はシード
今日のゲームは、悪天候のなかではありましたが、よく集中をして取り組んでくれたと思います。途中、雷による中断を2度ほど挟みましたが、非常に落ち着いていました。
目標とするシンプルかつスピーディに、またアンダーツータッチでボールと人が連動して動き続けるというサッカーに最後までチャレンジしてくれたことを嬉しく思います。これまでのゲームを振り返ってみても、苦しくなってロングボールを蹴り始めると途端にリズムが悪くなり、その結果が敗戦へとつながっていました。ですから、今日はとにかくピッチが集中豪雨等で水溜まりだらけとなり、ボールをつなぐことが極めて困難であるという状況になるまで、ボールを大きく蹴ってはならないと指示を出して臨ませました。
しかしながら、アンダーツータッチでボールを動かすというのは口で言うほど簡単なことではなく、ファーストタッチのボールの置き所が非常に重要となります。すぐにパスやシュートができる場所にボールを置かなければなりません。また、2回までしかボールに触れることが出来ない場の設定をしていますので、ボールを受ける前に周囲をよく観ておくとともに、複数のプレーの選択肢を持っておかなければなりません。また、味方のプレーヤーの声のサポートやポジショニング(立ち位置)等も重要となってきます。
非常に難易度の高いプレーを要求しているわけですが、上位の大会に進出すること、また東福岡高校でも継続してサッカーをすることを目指しているのであれば、その部分を少しでもできるように、その質を高めていかなければなりません。このようなプレーは決して一夜漬けでできるものではありませんし、たくさんのコミュニケーションを取りながら長い時間をかけて取り組んでいくものでもあります。
今年も宿泊を伴なう遠征がほとんどコロナの影響で実施できなかったので、学校でドリルトレーニングを何度も反復しました。ファーストタッチコントロールの質を高めるためのパス&コントロールのトレーニングを手を変え品を変え取り組んできましたので、その成果が今日のゲームで自信をもってやれたのは大きかったと思います。ただし、今日できたことが次の準決勝で同じようにできるかどうかは当日になってみないとわかりません。でも、次の1週間でやることは、このアンダーツータッチで人とボールが連動して動きながら、相手のゴールを奪いに行く攻撃に磨きをかけることです。もちろん、その他にも準備しなければならないことは様々あります。しかし、いちばんこだわりを持って取り組んできたことでもありますので、ぜひ継続をしていきたいと思います。
さて、明後日の月曜日からは1学期の期末考査が始まります。公式戦ということで部活動の許可申請をしたうえでトレーニングを継続してきましたが、明日と明後日の2日間だけはOFFにして、再開は火曜日の朝練からと考えています。ぜひ、メリハリをつけて明日と明後日は集中して勉強に取り組みましょう。もちろん、「試験前の1週間の休みは中総体前だから今回はないよ」ということは事前に伝えていましたので、コツコツと準備は進めてくれていると思いますが、もし、万が一まだ十分な準備ができていないのであれば、しっかりと明日は勉強をしてください。
それでは、今日はこの辺で…。おやすみなさい…。
追伸…。
今日も悪天候の中、数多くの保護者の方が応援に駆けつけてくださいました。心よりお礼申しあげます。今年度も観戦者は3年生の家族と1、2年生のエントリー選手の家族という規制があるため、全ての保護者の方々やOB、OBの保護者の方々にゲームを観ていただくことができないのが残念ではありますが、選手たちは今できるプレーを出し切ることに全力を注いで頑張ってくれています。ぜひ、試合会場で観戦ができない方々もご自宅等で今後とも温かいご声援を送っていただけたら幸いです。皆様のご声援が選手たちの背中を後押ししてくれることと思います。
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