あけましておめでとうございます。
本年も東福岡自彊館中学校サッカー部をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、早速ではございますが、山口県で開催されています
私学大会の結果をお知らせいたします。
1月4日(火)高川学園第2グラウンド
第1試合 12:00~
東福岡自彊館中A 3-2 高川学園中1年A
第2試合 13:00~
東福岡自彊館中B 0-4 朝日塾中B
第3試合 14:00~
東福岡自彊館中A 0-10 朝日塾中A
1月5日(水)防府市スポーツセンター人工芝サッカー場
第1試合 10:00~
東福岡自彊館中A 0-1 周陽中A
第2試合 12:00~
東福岡自彊館中B 2-3 周陽中B
第3試合 13:00~
東福岡自彊館中A 1-4 大阪朝鮮中A
第4試合 14:00~
東福岡自彊館中B 1-2 土佐中B
通算成績:1勝6敗
2022年の幕開けとなる今年の私学大会は残念ながら惨敗でした…。
毎年、この大会を通じて全国のレベルと自チームの現在地を確認しているのですが、
今年はこれまでになく力の差を感じた2日間でした。
年末のTRMと島原遠征も含めるとトータルで18試合を戦ったわけですが、
この冬休み期間のゲーム結果は6勝12敗と大きく負け越してしまいました。
とにかく全てにおいて力不足だということが分かった2週間だったといえます。
メンタル(精神面)、テクニック(技術面)、フィジカル(体力面)のどれもが
全然通用するレベルにありませんでした。
選手一人ひとりも少なからず感じるものがあっただろうと思います。
今の現在地のままでは、2月からの福岡県リーグでは残留することすら難しい
状況だと言わざるを得ません。また、中総体でも新人戦を超える戦績を残すことは
できないでしょう。新人戦がピークであとは下り坂ではあまりにも悲しすぎます。
しかし、今の状況を変える努力を一人一人が行わなければ、上記のことは現実のものと
なってしまうでしょう。
新人戦の福岡県3位の結果はすでに頭の中から消えていることと思いますが、もしもその余韻に
浸っているような選手がいたとするなれば、即刻その勘違いから目を覚まさなければなりません。
今年のチームは残念ながら力がない。この事実をしっかりと受け止めたうえで、己は何をなすべきか?
このことを考えていかなければなりません。
ただし、心技体の全てを一気に伸ばすことが難しいのもまた事実です。
では、どこから変えていくのがいいのか…?
私はフィジカル面の強化が最優先事項だと考えています。この冬休みのゲームを観ている中で、
最後まで走れない選手や身体接触ですぐにバランスを崩して倒れてしまう選手が多いことが
非常に気になりました。試合の数はそれなりに多かったですし、人数が少ないためにA戦もB戦も
両方出場する選手がいたことも事実です。
しかし、そのような状況の中でもしっかり戦える選手でなければなりません。
福岡県リーグは80分のゲームですし、中総体は真夏の35度を超える猛暑でも2試合戦わなければ
ならない日もあります。常に厳しい環境を自ら設定し、それを乗り越えていく経験をたくさんして
おかなければ、県リーグで勝点を積み上げたり、中総体のトーナメントで勝ち上がっていくことは
不可能です。自分たちの甘えをいかにして捨てていくのか…。このことが問われてきます。
また、技術の面でいえば、日常のトレーニングの強度(インテンシティ)をもっと上げる必要が
あります。自分たちの日常のプレースピードでは全く通用しないということが分かったと思います。
私自身は毎年全国各地に遠征に出向き、全国の中学生のプレースピードやテクニックの質をずっと
観てきていますので、全国で戦うためにどの程度必要なのかはすでに認識をしています。ただし、
選手は毎年変わりますので、初めて遠征に参加をして自分の現在地とこれまでの自分の取り組みの
甘さに気づくものなのです。ですから、今回の冬休みの遠征を経て、自分自身の現在地とこれからの
トレーニングを変えていかなくてはならないことを認識してもらえれば今回の遠征は次につながる
ものとなるでしょう。
そして、最後に精神面はもっとも重要な要素です。おそらく多くの選手が今回の遠征で自信を失って
いることだろうと思います。自分たちの力のなさを否応なしに感じる結果でしたので、その部分は
致し方なしでしょう。
ただ、正直なところ、今のチーム状況はただでさえピッチに立てる人数が少ないうえにケガをしている
選手もいて、本来ならばAチームで出場することが難しい選手もA戦でどんどん出場する機会が得られて
しまっています。そして、敗戦につながるようなミスをしても決して外されることがない。
冷静にベンチから何が悪かったのか、なぜ外されたのかを考える時間も与えられることなく、次の試合
にまた出場することができてしまう。もちろん、ミスの原因を深く考え、修正するための時間がなけれ
ば、再び同じミスを繰り返してしまい、そして敗戦を重ねる結果に至る。
このようにミスをしてもゲームに出れてしまう競争のない現状では、どんなに実力のあるチームとの
ゲームの環境を整えても強化にはつながっていきません…。今回はそのことをものすごく感じました。
ただ、マンパワーが必要だと言っても、2学年合わせて20名の人数が今すぐに増えることはない
ですし、ケガをしている選手が復帰できるわけではありません。募集広報活動の重要性を再認識する
と同時に今のメンバーでどのように戦っていくのかをさらに追及していく必要があります。
しかしながら、今回の遠征で失った自信は動きながら取り戻していきましょう…。
次のゲームは8日に予定されています。8日は山笠リーグで中総体の1次予選でもありますので、
公式戦と同じ位置づけです。次のゲームまで2日ありますので、しっかりと冬休みの合宿・遠征を
しおりを通じて振り返り、新たな気持ちで臨んでほしいと思います。
さぁ、明日は木曜日ですのでフィジカルトレーニングです。
遠征後で少なからず疲労はあると思いますが、しっかり頑張りましょう。
私も明日は朝から職員会議で3学期の準備に取り掛かります。
合言葉は常に「俺も頑張る、お前も頑張れ」です。
私は、選手に「お前だけ頑張れ」とは言いません。
選手たちには「8日の試合に参加することができる者は明日のフィジカルトレーニングの際に
合宿・遠征のしおりに掲載されている全ての合宿・遠征の振り返り(反省)を書いて提出した
者だけ」と言っていますので、私も半分目は閉じかかっていますが、このブログの更新をしています。
ぜひ、自分自身に負けることなく、しっかりと忘れないうちに私学大会の振り返り(反省)を
しておきましょう。
それでは、私のレポートは仕上がりましたので今日はこの辺で…。
また明日頑張りましょう!
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