全国私立中学校サッカー大会in山口
1月5日(木)高川学園第2グラウンド(旧多々良学園跡)
第1試合 13:00~
東福岡自彊館中 1-2 土佐中
第2試合 15:00~
東福岡自彊館中B 0-1 暁星中B
第3試合 16:00~
東福岡自彊館中 0-11 暁星中
※通算成績:2勝4敗
今日も素晴らしい天候の中、高川学園の第2グラウンドで全国大会の常連校と対戦させてもらいました。実力のある学校との対戦ではありましたが、残念ながら17名の部員のうちケガや体調不良で12名しかプレーすることができなかったこともあり、暁星中との試合は体力的にかなり厳しいものがありました。ただ、15時過ぎから行われたBチームとの試合で一進一退という状況でしたので、仮にインターバルが十分にあってベストメンバーで戦ったとしても、点数の差はそれなりについたことだろうと思っています。やはり昨日からずっとぼやいていますが、選手層の薄さが現チームの最大の弱点と言えます。ただ次の公式戦(U-14サッカー大会)は8日なのでまだ2日ありますから、少しでも回復してプレーができるようになってくれることを願うばかりです。しかしながら、選手の数がギリギリになると普段試合に出場する機会の少ない選手にも出番が回ってきます。もちろん、うまくいかないことが多いのは実情としてあるのですが、そのような選手も戦力になってもらわなければなりません。このような時こそスタメンの選手との差を縮める絶好のチャンスだととらえ、ぜひともたくさんの経験を積んでいってもらいたいと思っています。
さて、今日の土佐中も暁星中も本当にプレー中に賢さを感じる場面が多々見られました。特にスペースを見つける力、スペースを作る力、そして意図的に作ったスペースを使う力など、空間認知能力に優れた選手が非常に多くいると感じました。ピッチを俯瞰的に観るという表現がよく使われますが、スタジアムの上段からピッチを観るがごとく、広い視野を持って効果的なパスを配球されてしまいました。
正直なところ、ものすごいテクニックを有する選手がたくさんいるというわけではありません。しかしながら、ひとりひとりが優れたサッカー観を持っているという印象です。どこに動けば相手は嫌がるのか、またどこにボールを配球すれば相手は嫌がるのかなどをきちんと頭で整理をしたうえでプレーをしている感じでした。そして選手たちが相互にコミュニケーションをとりながらポジションの微調整をしているところも素晴らしかった。われわれのストロングポイントを数的優位な状況をもって選手たちの判断によって封じ込められた時には、相手チームの選手個々人の賢さにびっくりしました。
そのような主体的に自分で判断し、そして状況に応じたプレーの選択肢を瞬時に選び取る決断力は学ぶべきものがたくさんあったと思います。われわれはまだそのレベルまで到達していませんが、日常の意識を変えていくことで少しずつ近づいていくことはできると思っています。ひとつひとつのプレーに意図を持たせること。そして、常になぜそのプレーを選択したのかということを説明できるようにすること。「なぜならば、〇〇という理由で△△というプレーを選択した」と回答できるようになってほしいものです。「何となく…。」とか、何も答えられずフリーズ(固まる)では未来がありません。間違っていたら修正すればいいだけです。まずは考える習慣を身につけること。そして自分自身の言語能力を磨き、きちんと説明できる選手になること。そのようなサッカー選手を育てていきたいと改めて感じた1日でした。やはり学力の高い学校とゲームをするとその賢さが本当ににじみ出てきます。われわれも賢い選手を育てるためにまた明日から頑張っていきたいと思います。
しかしながら、今日は選手と同様に私も疲れました…。目もウサギのように真っ赤に充血してしまい、もうパソコンのモニターを見ることも限界になりましたのでこの辺で終わりにしたいと思います…。
それでは、おやすみなさい…。
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