令和5年度 中総体福岡県大会を終えて…。

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試合結果

令和5年度 福岡県中学校サッカー大会
7月29日(土)春日公園球技場
準決勝 11:40~
東福岡自彊館中 3-1 長丘中

決勝 14:40~
東福岡自彊館中 0-8 筑陽学園中

※令和5年度 中総体福岡県大会準優勝
 5年ぶり4回目の九州大会出場

昨日も本当に暑い暑い1日でした…。選手たちは本当によく頑張ってくれたと思います。準決勝の長丘中とのゲームはきちんと福岡市大会の借りを返すことができましたし、決勝戦の筑陽学園中との試合も長丘中との試合後わずか90分のインターバルでのゲームでふらふらになりながらも最後までピッチで戦い続けてくれました。
もちろん、インターバルの短さや1、2年生中心の若いチームという条件の差はあったとは思いますが、それでも、レギュレーション(大会要項)にのっとったルールに基づくものであったので、仕方がありません。1会場で行われるのであれば準決勝の同時刻開催はできないので、左側の山の方がアドヴァンテージはありますが、筑陽学園中は秋の新人戦でも福岡県の優勝校ですので、優位性があるのは当然のことです。このことからもいい条件で中総体を戦うためには、すでに新人戦から勝負が始まっていることを認識しておく必要があります。まぁ、今年の新人戦は福岡市大会の予選リーグで敗退をしてしまっているので、よくここまで来れたなぁという思いも少なからずありますが、あくまでも私自身は「天下を取る(全国制覇)」ことを目標設定としていますので、よく頑張ったとしてもそこで満足してしまってはいけないと思っています。まして決勝戦の相手は筑陽学園中です。同じ私立中高一貫校でもありますし、高校でも正月選手権を巡って毎年しのぎを削って戦うライバル校でもあります。ですから、どんな悪条件の中でも歯を食いしばって戦わなければならないと思っています。意地、プライド、自分たちの持っている全てをピッチで出し切ることが強く求められるのです。

昨日、学校に戻って解散の前にこのように選手たちに話しました。
「長丘とのゲームに勝って九州大会出場を決めたことで満足していたら我々に未来はない。筑陽に0-8で負けたこの屈辱的大敗から立ち上がり、絶対に筑陽に負けないチームになるんだという強い気持ちを持って努力精進を重ねていかない限り、全国への道は絶対に開けない」

私自身の目標はあくまでも「天下を取る」ことです。2010年4月1日に「天下を取ろう!」のBlogを立ち上げた時は、まだ中総体博多区大会の予選リーグで敗退していた時代でした。時が流れ多くのOBの頑張り、そしてOBを預けてくださった保護者の方々のサポートのおかげでここまでチームは成長してきたと思っています。昨日もたくさんのOBやその保護者の方々が会場に足を運んでくださいましたし、応援のメッセージ等もたくさんいただきました。そして何よりも本当に多くの現役生の保護者の方々が様々な形でサポートをしてくださっています。氷の買い出しやドリンクやゼリー等の差し入れなど本当に感謝の気持ちでいっぱいです。選手たちはそのようなサポートが当たり前のことではないことを知っておいてほしいと思います。そして様々な形で本校を応援してくれる全ての人たちの想いを胸に我々は「感謝の気持ち」を持ち続けて戦い続けなければならないですし、「勝利と感動」を届け続けなければなりません。サポーターの応援に対する我々のお返しは「勝利と感動」だということを選手のみんなは忘れないでほしいと思います。

さて、九州大会への出場が決まりまた一気に忙しくなりました。しかしながら、1日のLAPASION戦と3日の春日イーグルス戦の福岡県リーグは予定通り実施いたします。
※6日のFC NEOとの対戦は九州大会と重なるために再延期をすることになりました。
この2試合は九州大会で強豪校と対戦する前の強化には絶好の機会です。現時点で8敗と勝点がまだ取れていない状況ですので、この2日間は是が非でも勝点が取りたいところですし、この中総体を通じてどの程度戦えるようになったのか、前期よりもその差が縮まったのか、もしくはその差が広がってしまったのかをしっかり確認したいと思います。

最後になりますが、私自身は選手たちに本当に厳しく接していると思います。保護者の皆様の中には「九州大会の出場を決めたのに全然子どもたちが喜んでいない」との声も耳にしています。でも、ぜひ保護者の皆様方は選手の頑張りを心から褒めてあげてほしいと思います。秋の新人戦の福岡市大会にすら出場できなかったチームが夏に福岡県のファイナリストになったわけですし、夏の九州大会に出場した学年も私が19年間に渡って中総体戦ってきましたが4回しかないのです。まず、誰もが今年の東福岡自彊館が九州大会に出場するなど思っていなかったと思います。インフルエンザで大量離脱が出る中でも1年生6人がピッチに立って必死に守って守って福岡市大会準々決勝を勝ち上がってくれました。福岡県大会も身体の大きな選手たちに小さな身体を何度もぶつけながら、跳ね飛ばされながらそれでも立ち上がって向かって行ってくれました。そして、今年はわずか5名しかいない3年生エントリーで下級生をしっかりと引っ張っていってくれました。本当に多くの人たちに「勇気と希望と感動」を与えてくれた福岡の大会だったと思います。ぜひ、その選手の頑張りを労っていただき、明日からの九州大会に向けての応援を引き続きよろしくお願いしたいと思います。

それでは、束の間の休日だと思いますが、ゆっくりと英気を養ってまた明日からみんなで頑張っていきましょう。

追伸…
本校サッカー部の誇りはたくさんのサポーターの方々がいてくださることです。「天下を取ろう!」の物語はまだまだ続きます「天下人に俺はなる!」と漫画ワンピースの名台詞を一部拝借して、私はまだまだ走り続けます。これからもずっと応援していただけると嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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